diary 2001.8.

diary 2001.9.


2001.8.31 (Fri.)

授業の課題をやっつけ仕事でかたづける。でっち上げの文章がだいぶ上手くなったなあ、と自分で思ってりゃ世話ねえや。


2001.8.30 (Thu.)

潤平とふたりで学部時代の先生に頼まれたバイトに出る。
ふたり揃ってなので気合十分。いよいよ港区は青山を攻める。
行く途中、駒沢通りで家庭と教育について潤平に語る。要するに両親への恨み節。
で、渋谷の「餃子の王将」で昼飯。餃子定食は質実剛健でよい。“ブサイクメシ”だけど。

一発目。北青山・明治生命ビル。ゴシック式(だと思う、ようわからん)を簡略化したファサードは好きになれない。
テナント表示板をデジカメで撮ったら警備員につかまる。でもわりとあっさり許してもらったけど。

二発目。北青山・ハザマビル。間組のビル。受付のお姉さんに許可をもらったのに、やっぱり警備員につかまる。
結局テナント表示の写真撮影は許可が下りず、書類をコピーしてもらうことで決着した。

三発目。北青山・伊藤忠ビル。ここは本当に警備が厳しく、警備員に地下の事務所に行くように指示される。
そして地下事務所で15分ほど待たされた後、11階の総務へと通された。で、軽い聞き取り調査スタート。
最初は「こんな大ごとになるとは……」と思ったが、なかなか面白い話を聞けた。まさに、怪我の功名。
正直、正式にアポを取ってもっと本格的に話を聞いてみる価値もありそうに思った。

四発目。南青山・ホンダビル。ここにはホンダ以外入ってないということであっさり終了。

五発目。南青山・ツインビル(新青山ビルヂング)。警備員もいなけりゃ管理事務所も見つからない。
それはそれでいいのだが、肝心のテナント表示も見つからないので焦る。
が、1階にでっかい案内板が出ていたのでそれを撮影して終了。

調査が終わって、表参道の方をブラつく。
潤平行きつけの美術系の雑貨店へ。鳥肌実の写真集と磯崎新の本が並べられていたのには大笑い。

その後、原宿は竹下通りのハロプロショップへ。竹下通りを1往復してようやく見つかるくらいわかりづらい。
で、どんなグッズがあるのかとふたりともドキドキしながら入ったのだが、中は生写真ばかり。
いまだに市井のいるポスターを置いてあったのはよかったが、実用的なアイテムはほとんどない。
期待はずれでガックリ。そそくさと店を出て、向かいの「給食当番」でミルメーク入り牛乳を飲んで帰る。


2001.8.29 (Wed.)

今住んでいる場所からどこか手軽な繁華街に行こうとするとき、選択肢はいくつかに絞られる。
北なら恵比寿・渋谷、東なら大森、西なら自由が丘、南なら蒲田。しかしどれにも飽きた。

そんなわけで東京を脱出、川崎は武蔵小杉に行ってみる。
中原街道を突き進んで丸子橋を渡り、テキトーに突っ走ればすぐに到着。蒲田よりも近い感じ。
川崎の道を走っていると、やはり電機メーカーの工場やビルがやたらと目につく。さすが工業の街。
街並みはなんとなく灰色がかっている印象。道路にはひび割れが目立ち、歩道がやたら狭い。
オンブズマン制度や外国人職員などで有名な川崎市の行政だが、どうも景観については弱いようだ。

まず駅の近くにある、ランドマークといってもいいような大きなビルに入る。
「武蔵小杉タワープレイス」という名前で、中はほとんど富士通。1~2階にはお約束のように店舗が入っている。
建物を見る場数を踏んでいると、建物のスケール感がつかめてくるもんだなあ、と思った。

その後、線路を挟んで向かいのイトーヨーカドーへ。
中はちょっと変で、2階:婦人服・レストラン、3階:紳士服・書店・CD屋、4階:下着売り場、5階:日用品という構成。
と、ここで考える。
標準的なデパートのスタイル──最上階にレストラン、その下に書店、低い階に洋服売り場で地下に食料品……。
これはいつどこで確定したものなのか? どういう意図で考案されたのか?
考え出すと止まらなくなって面白い。まあ、建築家の視点からすれば大したことじゃないのかもしれないけど。

ついでに新丸子駅周辺をブラついて帰る。

夜、潤平が東京に戻ってきたので一緒に夕飯を食う。いつぞやの約束ということで、タダメシである。
潤平は石川がキライみたいだ。僕は吉澤派だというのに、思わずあれこれ弁護してしまった。


2001.8.28 (Tue.)

★きわめて個人的な社会学的覚え書き

テーマ1:性──身体の欲望/メディア

  性:ゲマインシャフト的家父長制度への従属からゲゼルシャフト的社会への移行
→性を商品として取り込んでいく資本主義の達成 →「家族」の崩壊?

  性と身体の欲望の関係性→? 権力との関係の説明は? 宙ぶらりん

  メディアによる身体の分解(健康志向のブーム・健康を扱う番組の人気)
「標準的・理想的」身体はメディアを通して認知する事実

  身体の欲望を資本がメディアで提示する社会 cf.コンビニにおけるコスメ商品・サプリメントの販売

テーマ2:権力の発生

  社会システム論的視座:行為がシナジー効果として社会性(社会らしさ・社会であること)を形成する

  権力……複数の主体間の共通の利害(欲望)が行為を通してルールを形成
→これが日常化することで権力が透明化(当然視される) ex.長野県知事選挙で露呈した自治体の内部
表面的シンボルによる権力の再生産 ex.『1984』・日本の某宗教団体・近くて遠いお隣さん

  ⇒実際における権力は複数主体間の合意による行為から発生・既存のシステムを再生産する指向
→つまり独裁という制度は厳密には存在しない?(される側の合意・それを含めての権力?・再生産)
「権力の二重構造」ではなく、権力はその存在の最初から「二重構造(複数主体を持つため)」

  権力の行使はいかなる場面でなされるか? またその正当性はいかに確保されるか?
1. 身体の保持:ex.封建制度における不安要素の排除
2. 身体の欲望:ex.毛沢東とかいろんな人(正当性はわからない)
3. 資本の保持:ex.選挙における票の取りまとめ(資本というより生活と表現する方が適切だが)
4. 資本の欲望? さらなる資本・権力への欲望(再生産、それ以上)


2001.8.27 (Mon.)

ピチカート・ファイヴのアルバム『PIZZICATO FIVE R.I.P.』と2枚組ベスト盤『singles』を借りてくる。
スゴイ。ちょっと前の曲(『メッセージ・ソング』とか)もいいが、最近の曲のキレは恐ろしいとしか言いようがない。
『さ・え・ら・ジャポン』も凄かったけど、やはりシングル曲でも小西康陽のケタはずれの上手さ・センスがわかる。
個人的には『パーフェクト・ワールド』のドラムスに酔った。こんなん叩けるようになれば、世界の見え方が変わるだろう。
音楽の中に自分の身体を完全に溶け込ませることのできる楽器、ドラムス。
リズム、それは時間・音波(物理的な波)を介した舞踊、そして身体の解放。
この楽器を選んだ幸福を心から感じられるように。


2001.8.26 (Sun.)

中学生の頃に本当に狂った『信長の野望・武将風雲録』のWindows版にハマる。
というのも、本能寺の変の起こし方がわかり、新しいシナリオが遊べるようになったためだ。
プレーするのは当然、真田家。幸村の戦闘力にモノを言わせて攻めダルマと化す。
しばらく楽しめそうだが、その分、熱海ロマンの作曲に悪影響を与えそうで怖い。

で、夜。モーニング娘。の新メンバー発表である。マサルと熱海作戦会議(掲示板)で予想をしながらTVにかじりつく。
4名も選ばれたのは意外。しかも全員キャラ的に弱い。まだまだ僕の中ではよっすぃー旋風が吹き荒れておるのじゃ。


2001.8.25 (Sat.)

池袋。午後4時に待ち合わせて午後6時過ぎに来るマサル。勘弁してくれ……。
一橋祭ライヴと2ndアルバムの打ち合わせ……のはずだったが、話題はちょっと違う方向にズレる。

──月経エンタを復刊してライヴの宣伝をしませんか?
と、以前会ったときにHate crime R.A.のタケカワさんに勧められたのだが、これを実現することにしたのだ。
ただ、あまりに久しぶりのことなので、確実に出せるという状況になるまで極秘の議題ということに。
この話で結局、夜の9時までドトールに居座った。


2001.8.24 (Fri.)

2年間履き続けた靴がボロボロになってしまったので、新しいものを買いに神保町に行く。やっぱり自転車で。

前に皇居まで出かけたときと同じコースで首相官邸まで行く。官邸は警備員でいっぱい。建物自体は思ったより小さい。
その後、日比谷通りを手放し走行でのんびりと行く。東京の中心部を自転車で駆け抜ける快感は独特のものだ。
皇居沿いに回りこんで一ツ橋を経由し、目的地の神保町に出る。

ヴィクトリアのランニングシューズ売り場にて新しい靴を探す。
僕の足は異常に幅があるので、ニューバランスの幅広の靴しか履けない。
逆を言うと、ニューバランスの4E(幅を示す記号)ならシンデレラのごとくピッタリというわけ。
で、さっそく28cm・4Eを試し履き。……が、キツいのである。幅も、縦も。
それで店の人に28.5cmがないか訊いてみたら、ニューバランスは28cmまでしかないとのこと。ショック。
しょうがないのでアシックスの28.5cm幅広マラソンシューズを買うことにした。
中学以来ずっとニューバランスに操を立ててきたのに……。というか、いつのまにか28.5cmに成長していた……。

せっかくだから秋葉原まで足を伸ばしてみる。が、いざ行ってみると何もすることがない。

帰りは昭和通りを一気に南下していく。
ふらりと歌舞伎座に寄ってみたら、日陰でものすごい数のオバサマが扇子片手に密集。石の下のダンゴムシみたい。

新橋で国道15号にスイッチ、田町まで進む。その後、日本建築学会の建築会館を見てから慶応大学の脇を通過。
前に皇居まで来たときは赤坂~青山で帰ったが、今日は行きのルートを逆に進んで目黒通りを西に帰る。

途中で学芸大学のドトールに寄る。学芸大学は東口の方がにぎやかなんだとようやく気がつく。


2001.8.23 (Thu.)

台風が去って快晴。教員免許状を受け取るため、都庁に行く。やっぱり自転車で。

前と同じように山手通りをひたすら走る。目黒区~渋谷区と走るのだが、なんとなく落ち着かない。
工事中の箇所が多いせいなのか。道の両脇、歩道はくすんだ灰色のイメージしかない。
特に渋谷区なんか高級住宅地の松濤を走っていてもほこりっぽい。広い道は都会を横切る不毛地帯か。

周囲に不釣合いなほど背の高いオペラシティに着いたのは14時ちょい過ぎ。
妙にオレンジ色をたたえた太陽光が夕方の雰囲気を帯びていて、時間の感覚を狂わせる。

第二庁舎28階で免許状をもらう。思えばこのために4年間苦労したものだ。……なんて言うほど感動してないが。

その後、新宿西口で軽く買い物をしてから、行きと同じルートで帰る。
途中、京王のバスに猛烈な排気ガスを浴びせられた。墨を吐いて逃げるタコを思い出した。


2001.8.22 (Wed.)

今日も台風の影響で、沈んだ気分で過ごす一日。
モーニング娘。のプロモを久々に見倒した。じっくり見るとけっこう新しい発見がある。純粋に面白い。
甲子園は日大三高が優勝。去年までいた多摩の方じゃ大騒ぎだったりするのだろうか。


2001.8.21 (Tue.)

台風接近で天気が悪かったので、一歩も外に出ないで一日を過ごしてしまった。


2001.8.20 (Mon.)

東京に戻ってきた。

夕方、国立病院サイトコンペの打ち合わせが再開されるということで研究室に。
中では4年生チームが話し合っていたが、僕の金髪を見て全員、目が点になってた。
かなりの衝撃を与えることができたようで、とりあえず満足。


2001.8.19 (Sun.)

昨日の夜から別冊宝島「音楽誌が書かないJポップ批評12・まるごと一冊モーニング娘。大特集」を読む。
読み終わったら空が白くなってた。半徹夜で体調が最悪。さらに文章のアングラ臭さにもやられて鬱気味に。
毎回こういうのを読むたびに自分の音楽的バックボーンのなさを痛感して厭な気持ちになるのに、それでも読んでしまう。
まあ2,3日もすれば「文句あるならお前ら曲書いてみやがれ」って開き直るんだけど。

気晴らしにFCの『クインティ』を鬼のようにプレイ。SFCの『グラディウスIII』も鬼のようにプレイ。


2001.8.18 (Sat.)

地元でも自転車だ! ただしママチャリ。

まず高森のバッティングセンターへ。ガキンチョでいっぱい。
しかも小学校低学年くらいなのに僕よりもパカスカと打ちやがる。同じ左バッターとしてちょっと恥ずかしい。
目が慣れてきた後半は鋭い当たりをいくつか出せたが、トレーニング不足を痛感。東京に帰ったら素振りするぞ!

その後は本屋・古本屋でマンガを立ち読みまくる。新作のチェックというよりも懐かしい作品を読み返すという感じ。
どうも現在進行中のマンガに食指が動かない。何か面白いマンガないかなー。

24時間TVを家族で見たけど、矢口がちっちぇーだの保田がなんでいるのだの大騒ぎ。


2001.8.17 (Fri.)

起きたら午後3時。そそくさと片付けを終えて風呂に行く。阿南町の「かじかの湯」である。
いまだにバカバカしいとはいえ、最近の「モゲの会」はだいぶアダルトテイストになってきている。
お湯につかってぼんやりしていたら、なんかもうどうでもよくなってきた。
生き急いだっていいのだ、今までのんびりしてきたんだから。


2001.8.16 (Thu.)

トシユキさん・バヒサシさん・まる、という中学からの3大悪友とともに山にこもる。通称「モゲの会」である。
今回は燻製をつくって食べるほかにさまざまなイベントが盛りだくさん。プレゼント交換会や各種ゲームが催された。
詳しい内容はみっともないので書かないが、モテないことこのうえない。でもやっぱり楽しい。
こういったバカがいつまでできるのか……。おとといの同級会のせいもあって、そんなことをちょっぴり考えてしまった。


2001.8.15 (Wed.)

伊那の「ベルディ」でピザを食べる。もうどうなってもいいワー。


2001.8.14 (Tue.)

潤平と一緒に飯田に帰る。茅野まで電車、そこから車。
金髪を見た親は「なんだそりゃ」という感じ。「24で金髪は遅いんじゃないの」と言ってくる。
あンたらの過保護でそうなったんだと思いつつ、「それでも人生で一度は金髪にしてみないとね。」と返す。

夜、高校時代の同級会。飲み会自体は面白かったけど、みんな社会人になっていてつまらなかった。
キテレツな人生を歩いている奴が本当にいないもんなあ。失礼ながら、小さくまとまりたくない、と思った。


2001.8.13 (Mon.)

明日から帰省ということで、ちょこちょこと部屋の片付け。
以前渋谷で落とした5万円の、最後の1万円を封筒ごと発掘。杜撰なり。

夜、潤平と西小山でメシを食べる。
食べながら、一橋祭ライヴと現代日本のナショナリズムについて語り合う。
御神体をどう表現するかと90年代の世界情勢をパラレルに話す兄弟。変です。


2001.8.12 (Sun.)

朝7時に潤平からの電話で起こされる。コミケで『熱海ロマソ』を売りに行くためだ。

CDが入った段ボール箱2つを抱えて大岡山駅へ。浜松町まで行ってバスに乗り換え、ビッグサイトへ。
だだっ広い3つのホールをぶちぬいた会場は、すでに準備が始まっていた。ポヨ=ナマステさん、のぶさんに挨拶。
そしてSABEさんの本、串Pの本、『熱海ロマソ』を並べてパイプ椅子に座る。
前衛の潤平が接客、後衛の僕がお釣りを準備という「紀伊国屋+キオスク方式」でお客さんをさばく。
会場の温度は特に高くもなく、どことなく涼しい風が吹いていた。想像していたよりも人出が少ない。
コミケが初めての僕にはわからないが、潤平曰く「こんなことはありえない」んだそうだ。

それでもSABEさんの本、串Pの同人誌は順調に売れた。
『熱海ロマソ』も50枚も売れた。買ってくださった方々には本当に感謝、感謝です。


2001.8.11 (Sat.)

天気が良くなかったので、Coccoを聴きながらパソコンのデータ整理をした。なんか覇気のない毎日。


2001.8.10 (Fri.)

コミケで販売する『熱海ロマソ』を必死で焼く。たくさん売れるといいなあ。

気分転換に床屋に行って髪を短くし、ブリーチで金髪にした。


2001.8.9 (Thu.)

徹夜の影響で頭痛がする。目がよく見えない。見えるんだけど、観えないというか……。一日中おとなしくして過ごした。


2001.8.8 (Wed.)

国立病院サイトコンペの中間発表会。
先生の指摘は的確であるし、非常に参考になる話を聞くことができた。
しかしながら徹夜明けの睡眠不足により途中で轟沈。みっともないし、悔しいし。


2001.8.7 (Tue.)

国立病院サイトコンペ、徹夜で図面を描いた。朝方、ギャグでマットに倒れこむフリをしたのだが、気がついたら寝てた。


2001.8.6 (Mon.)

今日も国立病院サイトコンペ。そろそろ大詰め。


2001.8.5 (Sun.)

国立病院サイトコンペ。中間発表会に向けて待ったなし。


2001.8.4 (Sat.)

国立病院サイトコンペ。8月に入って偶数日と奇数日の行動パターンが固定化している……。

夜、研究室の有志でパスタをつくって食べた。ウチの研究室ではバジルを栽培していて、それでソースをつくったのだ。
つくり方はいたって簡単で、オリーブオイルにニンニク・バジル・塩をドロドロになるまで混ぜてできあがり。
そのソースをパスタにかけて、チーズを振りかけてかき混ぜて食べる。シンプルで良い香り。とてもおいしかった。

家に戻ってスポーツニュースを見る。またヤクルトが勝った。このチームのファンをやっていてよかった、と心から思う。


2001.8.3 (Fri.)

学部時代の先生に頼まれたバイト。今日は世田谷区内を攻める。
環七から国道246号を東へ。まず三軒茶屋。途中でリストから漏れていた建物を発見、あわてて撮影。
周囲には背の高い建物が多いうえに高速道路がジャマになる。なんとかてっぺんを撮って三軒茶屋駅に行く。
駅近くのキャロットタワーを撮影。後ろにシアタートラムがくっついている、商業施設もあるが目的のよくわからない建物。
その後は今来た道を戻り、そのまま東急田園都市線の上を西へ一気に進んでいく。
246号はアスファルトもろくすっぽ整備されていないで雑然としているが、
新町交差点で分岐すると落ち着いた街並みに変わる。

世田谷区はとりわけ、空間の裂け目が目立つ場所だと思う。
オシャレな街並みや静かな住宅がある一方で、放り出されたような木々・砂利・プレハブ・倉庫もある。
23区で一番広いからか? それとも、多摩地区と緩やかに接続する場所だからか?
人工的な空間、自然な空間、人に見捨てられた空間が同時に存在している。不思議な場所だ。

そして用賀駅前、世田谷ビジネススクエアに到着。複数の建物がまとまっているが、それはすべてオフィス。
対照的に地下はコンビニ、書店、ファストフードとけっこう充実している。駅に直結しているせいか。
撮影を終えると環八に出て砧のNHK技術研究所へ。隣にある建設中の建物がターゲットだ。確認して本日は終了。
ビジネススクエアに戻り、ドトールのベーグルサンドとコーヒーで一服。最近、これが定番のパターンになりつつある。


2001.8.2 (Thu.)

国立病院サイトコンペ。建築と全体のサイトプランの関係に苦しむ。どう調整すればいいのか。


2001.8.1 (Wed.)

いつ以来なのか、学部時代の先生に頼まれたバイトに繰り出す。今回は目黒~恵比寿がターゲット。

まず例のごとく駒沢通りを通って中目黒駅前へ。上目黒2丁目再開発をチェックする。
そして山手通りを進んで目黒駅へ。そこから行人坂を下って目黒雅叙園・アルコタワーへ。
撮影を終えると今来た道を戻って駒沢通りを東に進み、恵比寿駅に到着。そのままガーデンプレイスまで駆け上がる。

それにしても日差しが強い。ここんとこ猛暑はおさまっていたのだが、今日は今までの分を取り返すような暑さだ。
またそういう日に限って走りたくなってしまうのだから、われながらまったく元気というか何というか。

ガーデンプレイスから駅に戻り、隣の恵比寿ネオナートをチェックする。
中に入っている丼屋の食券販売機の上になぜかナショナルエアコンのモー娘。ポップが置いてあったのが印象的だった。

最後にそこからちょっと進んだ旧千代田生命の恵比寿プライムスクエアへ。
以前マサル以外の熱海3人で外人と差し向かいでラーメンを食べた場所のすぐ近くだ。「うまいもんだ」が頭をよぎる。

ところでこの調査をやる上で、警備員は敵にも味方にもなる。建物の数だけ駆け引きが展開されるのである。
アルコタワーではわざわざ後ろについてきて無断撮影を注意してきた。
ガーデンプレイスでは建物の名前を丁寧に教えてくれた。
プライムスクエアはチェックが厳しくて中に入れなかった。外にテナント一覧の看板があったからよかったけど。

……東京にはいったい何人の警備員がいるのだろうか?


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