diary 2004.2.

diary 2004.3.


2004.2.29 (Sun.)

『ハロモニ。』の頃にみんなで起きる。大学時代とまったく変わっていないダメっぷり。

終わって、街に出て昼メシを食らう。ダニエルはモノポリーの大会があるとかで、この時点で退場。
その後TSUTAYAに寄ってみんなでビデオでも見るかーという話になる。ウロウロ歩きまわっていると、すごいのを発見。
なんと『タモリ倶楽部』のビデオで、発売年を見ると1985年と印刷されている。これは見るしかない!と借りる。

家に戻り、みんなでドキドキしながら再生。ファミコンブームの頃らしく、構成がファミコンゲーム風になっていた。
さらに、タモリが若い。なんだか、変に覇気があるのだ。今の脱力感が、まるでない。やる気にあふれている。
そして最大の特徴は、とにかくお色気満載ということ。やたらとエロ方面の風味を混ぜてくる。
今やっている『タモリ倶楽部』にもお色気はあるが、20年前はもっとずっと直接的にお色気なのである。
見ているうちに、みんなゲンナリしてしまう。やはり今の枯れ具合はワビサビがあって素敵だ、と全員一致で思った。

その後、一緒に借りた関根勤の『カマキリ伝説』を見る。こちらにもおっぱいが出てきて、みんなでなんだかなーと思った。
晩メシを食いながら自分たちの弱っちいぶりを再確認しつつ、近いうちの再会を約束して別れた。


2004.2.28 (Sat.)

HQSの同期会。まずダニエル・リョーシ・ニシマッキー・僕で集合。
年々体力的に弱っちくなっている同期会。今回はビデオ鑑賞が主な目的。やはり弱っちい。
まずは『新春LOVEストーリーズ』の「時をかける少女」で、なっちの入浴シーンを拝む。みんなでもだえる。

みやもりが到着したのでバカ女、続いてクソ女を見る(マサルが途中で合流)。これは何度見ても面白い。
そのうちに体力的に弱っちい衆がバタバタと倒れていく。自分はそこそこ粘ったのだが、結局倒れる。
「やっぱり見るべきビデオをあらかじめ選んでおかないとダメだなー」と、夢の中で思うのであった。


2004.2.27 (Fri.)

借りてきたCDの感想。

モーニング娘。『愛あらばIT'S ALL RIGHT』。なっち卒業記念シングル。
初回盤にはパジャマ姿の写真集がついてくるようだが、こっち目的で買った人は多かったかも。みんなかわいい。
曲じたいは、特に見所はない感じ。メロディラインはひらべったくって魅力的じゃないし、アレンジも無難すぎ。

松浦亜弥『奇跡の香りダンス。』。CMとのタイアップ曲なのだが、プログラミングについては非常にクオリティが高い。
アレンジャーは鈴木“Daichi”秀行。おそらく、これまでの彼のアレンジでは最高の作品と言えるだろう。
ひとつひとつの音色が曲調とガッチリ合っている。上品とは言わないまでも、節度のあるポップさをうまく保っている。
しかし本当に惜しいのが、主役であるはずの松浦の歌い方。声をひねりすぎていて、これではマトモに相手に伝わらない。
もともと松浦のライヴにおける歌唱法には大きな問題がある。まっすぐな声を出さない点だ。必ずどこかひねっている。
その、ライヴでのまずい歌い方が前面に出てしまっている。歌詞をつぶす歌い方のため、はっきり聞き取れないのだ。
そんなわけで、ものすごく惜しいデキ。松浦のパフォーマンスが曲の完成度を落としている。とてももったいない曲。

くるり『ロックンロール』。これは久々にいい感じ。ダラダラと聴くのにいいくるりの第2弾、という印象。
とがっているところもなければ、惹きつけるメロディもない。けど、なんとなく聴きたい。そういう良さがある。

萬Z『日本ブレイク工業 社歌』。タモリ倶楽部で一気にブレイクしたバカ歌。カラオケで歌うヤツ多いんだろうな、と思う。
こういうアタマの悪い歌が売れないと楽しくない。でもヘンに流行って売れすぎると、それはそれで不健全。
コミックソングの「中庸」とはどこにあるのか、末長く注目しておきたい存在。嫌いではない。

スケッチ・ショウ『Audio Sponge』。細野と高橋ということである程度期待したのだが、ガックリ。
売れなくても食っていけるオヤジの芸という感じ。聴くべきところはほとんどない。ホントにガックリ。

ピンク・フロイド『Dark Side of the Moon(狂気)』。自分にはまだプログレは早すぎるみたい。
もうちょっとオトナになってから、きちんと聴きなおします。ごめんなさい。


2004.2.26 (Thu.)

引き続き野田秀樹『20世紀最後の戯曲集』から、『パンドラの鐘』。
長崎を舞台に、財団による発掘作業が進む現在と、掘り出される過去の物語。
時代設定は両方とも正確にはわからないのだが、中盤以降、原爆の存在がクローズアップされていく。
時間軸の制約を自由に飛び越えていく野田らしい作品と言えるだろう。

個人的な感触だが、のめり込めそうでのめり込めないうちに終わった。
実際の舞台を観てみればまた違うのかもしれない。戯曲だけでは物足りない感じ。
時間を飛ぶのに、衣装は、舞台装置はどうなるのだと、そっちにばかり興味がいってしまったような。
やっぱり演劇は実際に観に行かないといけない。


2004.2.25 (Wed.)

ゼミ合宿3日目。積もっていた雪もそこそこ融けて、どことなく春の気配がしないでもない。
合宿中はほとんど外に出なかったので、せっかくの初東北も印象は「白い」の一言のみ。
それはそれでなんだかなあ、と思いつつ東京に戻る。

東京に戻ると、塾で英語の授業。希望があったので、2時間ずっとリスニングだけをやる。
来週からはクラス替えなのでこのクラスは今日で最後。手のかかった大人数だったけど、最後と思うとさびしい。


2004.2.24 (Tue.)

ゼミ合宿2日目。自由時間があったのだが、スキーに行く気力がなかったので、待機&買出し組に。
夜になったらまたゼミで、自分の出番もあった。半年前のことなのに記憶がおぼろげで、とても格好悪かった。


2004.2.23 (Mon.)

ゼミ合宿1日目。今年は猪苗代湖のわりと近く。行き先を当日に知るいい加減さ。
東北地方へ行くのは初体験なので、ちょっとドキドキ。

車に長いこと揺られて東北自動車道から磐越自動車道へ。それまで晴れていたのに、いつしか雪の中。
めちゃくちゃ冷たい風に吹かれながら、車にチェーンをつける作業を手伝う。
インターチェンジを下りると辺りは真っ白。盛大な雪かきがなされた後の国道を走っていく。
東北地方の雪がここまで東京と違うとは、予想していたこととはいえ、驚き。

泊まるペンションはとんでもなくサービスが充実。雀卓つきの地下室があったのには笑った。
で、晩飯食っていろいろして、ゼミ。春合宿は論文の完成後のコメントなので、なんとなくしみじみ。


2004.2.22 (Sun.)

図書館で借りてきた野田秀樹『20世紀最後の戯曲集』を読む。
新聞記事でちょっと惹かれたのだが結局観に行ってない 『Right Eye』から読む。

野田自身の体験と一ノ瀬泰造の物語を組み合わせて、フィクションを紡ぎ上げる覚悟を宣言した話(と解釈した)。
舞台では野田・吹越満・牧瀬里穂の3人だけが登場し、かわるがわる様々な役をこなしていく。
そのスイッチの替わり方がとてもなめらかで、観客は圧倒的な引力に引きつけられていたに違いない。
読み進めていくうちに、観に行かなかったことを本気で後悔した。

世界がまずあるのではなく、物語の進行に応じて世界が柔らかくカタチづくられていく。
カタチを持たない想像力が、カタチを生み出していく凄み。この強さはいったいどこから来るのやら。
一度でいいから自分の中にある想像力を最大限に発揮できる機会を持ちたいものだ。


2004.2.21 (Sat.)

働きづめである!
確かに2月は忙しくなるとはわかっていたのだが、それにしてもこれはキツい。
特に慣れない小学生の相手で体力を削られまくっている。疲れすぎて身体がフワフワする。
いっつも夕方に小学生、夜に中学生の面倒を見ている皆さんの体力を素直に尊敬。


2004.2.20 (Fri.)

研究室にてお手伝い。学部4年生の卒論発表ということで、一番の修羅場。
パワーポイントで図表をつくったり、そのための絵コンテをつくってみたりでおおわらわ。
なんだか久々に役に立った気がして、体力的にキツかったけど、充実感でいっぱい。

で、終わって打ち上げ。焼酎が効いたのか、かなり久しぶりにベロンベロンになってしまう。
クターッとぶっ倒れて、せっかく注文したピザを食う意欲ナシ。自分で本当に情けなかった。


2004.2.19 (Thu.)

塾で小4の算数と理科。もう、子ども相手は疲れるのなんの!
勘の悪いヤツも手がかかって困るが、変にマセてるヤツもそれはそれで困る。
逆を言うと、中学生と比べれば子どもの成長という仕組みが客観的に見えてくるわけなんだけど、
教えている間はそんなことを考えている余裕なんてない。目が回る。


2004.2.18 (Wed.)

熱海ロマンがイケイケドンドンのレパートリーしかないせいなのかもしれないけど、バラードのドラムスがとても難しく感じる。
しっとり、落ち着いて聴かせるドラムスというのがたたけない。音量の加減が全然わからない。
実際に生音に合わせるのであれば意外とできそうな気もするが、これはきちんと音楽をやるうえでの大きな課題だ。


2004.2.17 (Tue.)

あちこちで評判の『エンデの遺言』を読む。もともとはNHKで放送された番組で、それを本にして出版したものだ。
個人的なことなのだが、僕はあまり金に執着のない性格をしていて、投機とかそういうことが本当にわからない。
マネーゲームというものになんとなく胡散臭さを感じていたのだが、その理由を言語化できた気がする。

本の内容としては、ミヒャエル=エンデの思索をきわめて丁寧に追っていくことで、
現在の資本主義システムが抱えている問題点、イデオロギーによらないその克服の方法について描いている。
また最近になって地域通貨への注目が集まっているが、なぜそれが有効なのかをわかりやすく教えてくれている。
ものすごく簡単に書いてしまうと、利子がいけないらしい。利子は将来という時間を担保に金を増やす仕組みであり、
マネーゲームを通じて、それが現実に地球上に存在している財の総量よりもずっと多くの価値を生み出している。
つまり、財はどんなものであれ物理的な存在なので、時間が経つとともに老朽化していく。これは避けられない。
しかし利子は反対に、時間が経つとともに増えていく。結果、現実に存在する財と取引される金の量が釣り合わなくなる。
その不均衡が南北格差や環境への負荷を生むというわけ。利子という価値に合わせるために矛盾が生じている、と。

物の価値は物から離れてしまってはいけない、遊離してはいけないという原則。
かなり根源的な問題をきちんと順を追って考えさせる内容だ。これは最低限の教養として読んでおくべき本だろう。


2004.2.16 (Mon.)

研究室の春合宿の関係で、おそらくラストになる数学の授業。
苦手の1次関数、その発展ということで三角形の面積を求める問題を扱う。わりとみんな集中して取り組んでくれて、
一定の成果は残せたかな、という感触。とりあえず、きちんと終わることができてほっとする。


2004.2.15 (Sun.)

東京農業大学の街、経堂へ行ってみる。

環七・若林陸橋から西に進んだのだが、100mもいかないうちにいきなり迷う。地図では都道423号となっているけど、
都道にしてはあまりに細すぎる路地。いちおう道なりに進んでみるが、旧明正高の辺りで完全にコースを外れてしまう。
カーナビをつくるときに世田谷区で非常に苦労をしたという話を聞いたことがあるが、
実際に自転車で走ってみると、もうぐちゃぐちゃ。東西南北も地番表示も信じられない。
梅丘2丁目で徹底的に迷う。地図を見ても訳がわからない。完全にお手上げ状態。
それでもなんとか大きな道を見つけて、たどり着くことができた。

経堂は、苦労して行ったわりには小ぢんまりとした街だった。

帰りは地図で都道になっているルートを確認しながら走る。
快調に飛ばしていたら、梅丘2丁目に差しかかって見覚えのある場所に出た。
行きのときにさんざん迷った場所。そこに、別の方角からポン、と出たわけで、
今までにない感覚、言うならば4次元的な空間感覚をおぼえる。世田谷区はクラインの壺なのか。
小京都で育った人間には、世田谷区の空間はかなり異質な印象を受ける。
空間認識能力にはかなり自信があったのだが、今日一日で大いに揺らいだ。


2004.2.14 (Sat.)

授業が終わっていろいろと作業をしていると、チョコレートをもらった。
本当にうれしいんだけど、今ごろになってそんなにもらうようになってもなあ、と思う。ちょっと情けない。
にしても、既製品じゃなくて手作りってのは、なんつーか、いいね。ありがたく、おいしくいただきました。


2004.2.13 (Fri.)

自転車で皇居へ。竹橋を経由して新宿へ。
本当は秋葉原でいつもCDやDVDをチェックする店の焼け具合を見たい気もしたが、
他に用事がなかったので面倒くさくてやめた。それで靖国通りを、西へ。

何にも食わずに新宿を歩いていたら、体力の限界がきた。しょうがないので力のつくものを食べることに。
で、歌舞伎町の二郎に行く。潤平は「最強のガテン系ラーメン」と言ってたが、まさにそのとおり。
たまに、どうしても二郎を食いたくなるときがある。あの強いラーメンを食いてえ!と、たまらなくなるときがある。
基本的に僕の好きなラーメンはあっさりとした中華そば(いわゆる「支那そば」)で、背脂ラーメンは邪道だと思っている。
そんな中で唯一、食いたい!と思うツヨイ系ラーメンが二郎。

で、ニンニクの匂いを振りまきながら帰る。家に着いて歯をみがいてガムを噛んだけど、まだなんか匂う。さすがに強烈。


2004.2.12 (Thu.)

小4の算数と理科。本当に大丈夫なんだろうか、と心配になる。
というよりも、きちんとできるように躾けることが大事なのだ。
子どもの扱いについては才能があると思っているのだが、ダメなときに叱るのが難しい。
叱ることで子どもたちに嫌われるのが怖いわけではない。賢くない反応をするヤツの相手をするのが面倒くさい。
逆を言えば、そういう連中とがっぷり四つに組むことがプロとか親子とか、そういうことなんだろうな、と思う。


2004.2.11 (Wed.)

祝日なので、エントリーシートの内容を考えた。
エントリーシートというものはどの程度力を入れて書くべきものなのか、まったく感覚がつかめない。
とりあえず年齢制限の関係でちょっとしか手に入れていないので、それらをできる限り全力で書く。
昼メシをファストフード店で食べながら、頭を回転させて書いていく。ヒントを書きつけ、文章を組み立てる。
これで落ちたら本気で悲しい。はてさて、どうなることやら。


2004.2.10 (Tue.)

昼メシからちょっとズレた時間帯、喫茶店やファストフード店にいると、女性客が目につく。
10代にしても20代にしても30代にしてもそれ以上にしても、共通している点がある。
それは、圧倒的に独りでいる客が少ないということ。ほとんど必ず、話し相手がいる。

別に耳をそばだてているわけではないのだが、聞こえてくる話の内容にも特徴がある。
本当にどーでもいいことを、ぐだぐだとしゃべっているだけなのだ。ただ相手の同意を求めているだけ。
しかも、話題はコロコロ変わる。次から次へと思いつくまま、言葉が使い捨てられていく。
傍から見ていると、時間を消費しているだけにしか思えない。ムダな時間を共有したがっているだけ。

でもそれが“女性”の本質なんだろうなあ、と思う。ムダでも構わない、相手と時間を共有するという体験が重要。
しかも沈黙ではいけない。空白をその場しのぎの言葉で埋めて、ヨシとする。
対照的に、“男性”は目的がないと困ってしまうのである。目的を達成するためなら、沈黙は大いに認められる。
昔っからムダな時間が大嫌いなのとモテないのには大いに関係があると気づきつつある今日このごろ。
だからといってどうこうというわけではないけど。


2004.2.9 (Mon.)

修論の発表会。
思えば先輩の晴れ舞台を目にし、同級生の晴れ舞台を目にし、そして後輩の晴れ舞台を見た。
なんとなく、自分が取り残されているような感覚。何のために自分は足踏みを続けているのだろう。


2004.2.8 (Sun.)

研究室で修論発表会の手伝い。
論文関係で一番重要なのは発表会で、これに向けて研究室ではスクランブル態勢となる。
(正直これが一番解せない点でもある。後に残る作品である論文本体より、20分間のみの発表会の方が重要?
 質問する側も研究に対してきちんと理解して臨むのならわかるが、そうは思えない教官が多い気がする。)

今年のM2は全体的にデキがいいというか、慣れているので、こちらにそんなに仕事がまわってこない。
それでも、眠い頭を回転させて、発表練習で意見をあれこれと出す。
伝えたいこと、伝えておくべきこと。微妙にそれがズレていて、修正するのにおおわらわ。
(うちの研究室はそこにズレがあって当然という態度をとっており、その点は大いに賛成。)

終わってみんなでうどんを食べる。
あんまり手伝った感触がしないんだけど、その場にいることが重要なんだからいいや、と開き直る。
うどんはうまかった。


2004.2.7 (Sat.)

以前からムカついていたクソガキがちょっかいを出してきた。
黙るまで待とうと思っていたのだが、一向におとなしくする気配がないので、本気で怒った。
テキトーな関西弁で凄んだら、謝った。怒られたから、謝った。謝れば済むと思っている。
こいつ醜いな、本当に醜いな、と思った。


2004.2.6 (Fri.)

メガネも面倒くさいし、本格的にコンタクトで暮らしていこうかな、と考えている。
いま持っている使い捨てのやつは意外と金がかかる。買うたびに眼科医のチェックを受ける必要があるからだ。
だから1ヶ月に2回ぐらいの使用頻度にしてケチってごまかしているのだが、それもなあ、と思う。
それに使い捨ては酸素透過率が悪いので、長時間つけ続けるのが厳しい。
もうこの際、きちんとしたヤツを買っちゃおうかなあ、とぼんやり画策しはじめる。

が、問題がひとつ。金がないこと。毎月2万5千円が奨学金の返還で飛んでいく。これがかなり深刻。
おかげで生活はかなりいっぱいいっぱい。なんとかならんものか。


2004.2.5 (Thu.)

2月はいつもの2倍働くことになっているわけで、小学生の算数と理科を担当することに。
それなりに十分準備をしたのだが、小学4年生はこちらの予想以上にコドモで、本気で疲れた。
あまりに疲れていたのか、仕事が終わって帰る際に急に不安になってしまい、
「僕、もうやることないですよね?」と先生方に訊く始末。
「マツシマ先生ってテンパるとそういうカタチで出るんですね」と言われて帰った。


2004.2.4 (Wed.)

塾で、中2としては最後のテストが実施された。
1年間手塩にかけて育ててきた連中なので有終の美を飾ってほしいと思ったのだが、
そこかしこにイージーミスがみられて足踏みした感じ。それでも数・国に比べると英語はデキがよかったらしい。
「オレ様が教えてるんだ、こんなもんで満足してもらっちゃ困る」と言えるくらいになりたいもんだ。


2004.2.3 (Tue.)

イラクに陸自本隊第1陣が出発。
ニュースの映像を見ていて思ったのだが、出発する自衛隊のバスに旭日旗を振る人の神経がわからない。
自分はイラクへの自衛隊派遣には賛成でも反対でもない。そんなの、どうでもいいことだと思っている。
しかし、あの見送りには気持ち悪さを感じる。完全に、60年前の映像を見ているようなイメージがしたからだ。
アジアの各国に不快感を与える云々以前に、自分たちが気持ち悪い。そういう感覚はないのか。
旭日旗が悪いというわけではない。正直言って、あのデザインはかなり好きだ。いや、めちゃくちゃ好きだ。
ただ、ああいうシチュエーションでそういうことができる人間と、僕はお友達にはなれないなあと思うのである。


2004.2.2 (Mon.)

スーパーボウル。今年はニューイングランド・ペイトリオッツとキャロライナ・パンサーズの対戦。
下馬評はペッツ有利という声が多い。常識的には、確かにそうだ。
ただ、パンサーズはシブい勝ち方で粘ってきたということで、けっこうドキドキしながら見る。

試合展開は、ペッツが下馬評通りに優位に進めていく。が、今ひとつ乗りきれていない。
逆にパンサーズはこらえてチャンスをうかがっている感じ。じっとりとした時間が続く。
なんとか攻めきって点を取るペッツに対し、パンサーズは一瞬のスキを鮮やかに突く。
同じ金属でも、ペッツはハンマー、パンサーズはナイフ。
ハンマーは広い面積で押し進んでいく。ナイフは面積が小さいが、それゆえ素早く切り裂く。

最後はそれまで失敗しまくっていたビナティエリのFGで決まった。
結果だけ見るとペッツの横綱相撲ということになるのだろう。スタッツを見れば、それは明らか。
パンサーズの敗戦は、「いい試合だった」じゃダメ!ということを再認識させられた感じがする。
強い相手のスキを突いて勝つ、ということがいかに難しいことなのかを見せつけられた。


2004.2.1 (Sun.)

毎回公演は2回観ることにしているので、もう一度(→2004.1.30)世界一団を観に行く。
今日は完全に手ぶらで街を行く。カバンがないと不安になるタチなのだが、あえて。

2回目を観ても、やはり感じたことは同じ。消化不良。
ただ、楽日ということでナレーションを担当した谷川俊太郎がカーテンコールで登場。
最前列の真ん中の席で観ていたので、超真正面に谷川俊太郎が! 思わず興奮してしまう。
谷川俊太郎は、ちっちゃいジイサマだった。しかし、いま、目の前にいるこの人が『ネロ』や『朝のリレー』を書いたのだ!
そう思うと、うおーオレ今あの詩人と同じ空気吸ってるー!ってことで、それだけで感動。


diary 2004.1.

diary 2004

index