diary 2002.1.

diary 2002.2.


2002.1.31 (Thu.)

本日が修士論文の〆切ということで、昼過ぎから研究室へお手伝いに行く。
でも皆さん調子よく進めていたようで、修羅場になるでもなく、カラーコピーを手伝った程度で終わる。
その後、酒を飲みながら4年生と卒論のタイトルを考えたりして過ごす。
集団がひとつの目標、それもモノをつくるという目標に向かって突き進む空気は大好きだ。
もっともっと研究室に馴染んでいかないともったいないなあ、と思う。


2002.1.30 (Wed.)

「ティセラ胸キュンピーチ!」のCMに出てくる松浦亜弥を見るにつけ思う。
近代がその意味を再び問い直そうとしている現在、このようなアイドルがいまだに成立しているのは不思議だ、と。
つーか、21世紀ですよ、21世紀。いくらモー娘。の妹分とはいえ、ここまでブリブリでいられるとは。

冷静になって見てみると、あややのブリブリっぷりには違和感がないのだ。
衣装もCGなんかとマッチして、自然に見える。生意気そうなツラがまえもポイントか。
まあ要するに、「ヴァーチャルなメディアのイメージ」というか、そういう印象を受ける。
ライヴよりもプロモの方がリアルに見える感覚。そんな感じ。

プリクラを撮る女の子の手のひらを広げるポーズや、スズキのCM(N-1)に出てくる高島礼子がいい例。
今までそういう状況に置かれなかった人が突然見せる、演じている自分。“わかって”ふるまう自分。
見られていることを意識する身体の動き、そして、それを促すメディア。
360°カメラは動くわけで、「動的なフォトジェニックさ」とも言うべき新しい評価軸の誕生。
まあ一番強烈だったのは、それこそ『LOVEマシーン』のプロモなんだけど。
『LOVEマシーン』のプロモだけで論文1本書けそうな気がする。っつーかその気になれば絶対書けるよな……。

まあそんなわけで、あややの存在意義をメディア論から考えるのも面白いかもしれない、と思うのであった。

あややについては、いずれ楽曲についても検証してみようかと考えている。
毎回アレンジャーの渡部チェルがめちゃくちゃクオリティ高く仕上げてるもんなあ。すげえよ。


2002.1.29 (Tue.)

大橋巨泉の議員辞職には呆れて物が言えない。テメエの無能を人のせいにするとは。
まあ僕は最初からフィンランドの人に入れているから結果オーライなんだけどね。
それにしても引き止める社民党のおばちゃんたちには笑った。加藤紘一以来の学芸会だ!

なんて思ってたら深夜に外務大臣と事務次官が揃って更迭。熱いですなあ。


2002.1.28 (Mon.)

お手伝いしている学部3年生の授業「社会工学計画第二」の最終発表会が行われた。
ちなみに会場は百年記念館。ファサード同様、内装も大雑把で落ち着かない。
フェライト記念会議室という部屋で発表会をやったのだが、隣には土光記念応接室。そういや土光敏夫もOBだったな。
会議室内の椅子はすべてイームズ。脚はエッフェル。こんなに揃えて生意気な、と思いつつガム噛んで発表を聞く。
少子高齢化をテーマに、問題の把握→計画の立案→評価という3点について9グループが発表した。
だいたい1グループ6人ほど。みんなグループワークやプレゼンに慣れている印象。一橋との大きな違いはここだろう。
中にはよくそこまで考えたもんだ、というグループもあって、けっこうな刺激になった。


2002.1.27 (Sun.)

今月は文章ばっか書いているような気がする。とにかく暇さえあれば書いている状況。
これだけ書いてりゃ少しは上手くなって当たり前のはずなのだが、実感はわかない。
まあでもそのおかげか、某所で書いてるモノがそれなりに評価されているので良しとしよう。


2002.1.26 (Sat.)

今日の『めちゃイケ』はダンスに焦点を当てた内容。出てくる皆さん、かなり格好良かった。
熱海ロマンでも音楽とダンスの合成はもっと本格的にやってみてもいいかもしれない、と本気で考える。
でも「マサル踊れねーからムリか」と、ソッコーであきらめる。あーあ。

で、風呂に入ろうとしたら、そのマサルから電話。何かと思ったら、
「みのもんたがしゃべるミリオネアのゲーム買ったんよ。マツシマくん、テレフォン頼みたいんやけど。」
いいよ、と返事をしたら受話器越しにみのの声。
「司会のみのです。スタジオの挑戦者に代わってあなたが答えてあげてください。」
「マツシマくん、初代水戸黄門って誰?」
「東野英治郎。」
「マツシマくん、ありがとう!」
ガチャ。
……そういえば前にもマサル、ウルトラクイズのゲームで僕に電話して機内ペーパー抜けたことあったなあ。
クイズ研究会って便利だねー。


2002.1.25 (Fri.)

雑感。

研究室の先輩が集中講義の非常勤講師として帰ってきた。その授業を受ける。かっこいいなあ、と純粋に思う。

ピエール=ブルデューが亡くなった。これを機に一念発起して『ディスタンクシオン』、読んでみようか。

『木更津キャッツアイ』。これだけ複雑な脚本を書ける宮藤官九郎はやっぱすごい。役者陣もいい味。参った。


2002.1.24 (Thu.)

「公共性の社会学」、今回は東大の盛山和夫教授の講演。
なんというか、自分たちの主義主張の根拠を抽象的に考えるとここまで哲学的なことになるのね、という印象。
理想と現実。現実をうまくやり抜いていくのも大変だけど、理想を追求するのもまた大変なのである。


2002.1.23 (Wed.)

『ハモネプ全国大会2』を見る。『天才たけしの元気が出るテレビ』はやはり偉大だったと痛感。
この企画、「ダンス甲子園」のほとんど焼き直しだもんね。……熱かったなあ、あの頃は。
さまざまなグループのパフォーマンスを聴いて、ピタリと目的の音を出すのは難しいねえ、と思う。特にコーラス。
声の厚み、音程の正確さ、各パートの音量バランス、一番うまいのはどう考えてもチン★パラだと思うが、何か?


2002.1.22 (Tue.)

就職活動してる?と訊かれ、「なんもやってねっス」と返す。ああ、どうしましょう。


2002.1.21 (Mon.)

大雨。やる気が出ないのでふて寝。そしたらバヒサシさんから電話。『ちんこ音頭』を聴かされる。
だから熱海ロマンはそういう芸風じゃないんだってば。……たぶん。


2002.1.20 (Sun.)

両国の江戸東京博物館に行く。国技館の隣、菊竹清訓設計の品のない建物。
都庁を新宿に移転する際、下町の議員を抱きこむためにつくられた施設のひとつである。
こちらでは「東京建築展」の後半、震災復興からバブル・ポストバブルまでを扱う。

復興の際に多くの小学校が建てられたが、それを見ているうちに母校・飯田市立追手町小学校を思い出す。
暇があったらいずれ追手町小学校の建築様式について調べてみたいと考えているのだが、いつになるやら。
その後は同潤会アパート、看板建築と展示が続く。最終日ということで人がムダに多い中、ゆっくり進んでいく。
戦争のコーナー。万博・オリンピックの計画とその中止は現在の研究テーマに少し関係していることに気がついた。
こっちについてもいずれマジメに研究しなければいかんな、と思う。その後はまた復興。それから高度経済成長。
そして建築家の都市計画へと話は進む。丹下健三の「東京計画1960」とか、いろいろ。
で、いよいよバブル期。圧倒的な都市開発、節操のない建築などは専門分野のド真ん中。
カタカナ名前の再開発計画が山手線周辺で猛スピードで行われている様子が総論として展示されている。
個人的には開発主体と空間デザインという各論の方が気になる。やっぱりいずれ丁寧に調べあげたいと考えている。
最後はマンガ・アニメに登場する近未来の東京をオマケに展示しておしまい。

注目すべきなのは役者を使った解説を行っていた点だろう。
同潤会アパートでは西山夘三、プレハブ住宅ではダイワハウス社員に扮した役者が登場して解説していた。
特にダイワハウス編は役者が4人いたせいかちょっとした演劇みたいでけっこう楽しめた。
それにしても本物の役者は声の出し方が違う。人に聞かせる声ってのもマジメに考えると奥が深いものだ。

全体を通しての感想は、まあまずまず。建築に興味のある人は行って損はしないだろうって感じ。
でもやっぱり2ヶ所に分けてやるのは違和感がある。小金井と両国はけっこう距離があるし。
あと、照明で自分の頭が影をつくってしまうなど、展示の初歩でつまずいている印象は少なからずある。
役者による解説は評価したい。そうやって食わせることもまた必要。こういうのがカジュアルになればいいのだが。
結論。どうせなら都立で建築専門の常設博物館・美術館があってもいいんじゃないか、と思う。


2002.1.19 (Sat.)

江戸東京たてもの園に行く。「東京建築展」が明日までなので。
目的地は小金井公園内にある。小金井公園は学部時代に授業をサボって昼寝した思い出の地である。

たてもの園に展示されているのは明治維新から関東大震災まで。量としてはまったく大したことはない。
今和次郎が大活躍。震災直後のスケッチからバラック装飾社までさまざまな業績が並べられている。
展示は一部ガラスで遮られて見づらい点が少々気になった。あとは当時の東京市について詳しい説明がほしい。

さて江戸東京たてもの園の売りは復元・展示されている住宅や建物である。
ずくがなかったので前川國男邸・田園調布の家(大川邸)・小出邸の3つしか見なかった。
前川邸はとてもシンプル。思ったほど広くなかった。中央の居間に差し込む光は本当に気持ちがいい。
寝室に本がいくつか並べられていて、福田恒存や岡本かの子の隣に『サザエさん』があったんだけどこれも再現なのか。
田園調布の家は正統派の洋風住宅。元祖・郊外の夢が詰まっていてなかなか興味深い。
小出邸は堀口捨己の設計。完全な洋風部分と完全な和風部分が合体している印象。
2階、和風部分の縁側でしばらくひなたぼっこをしてたら昔の実家を思い出した。老後に和風住宅は最高の贅沢か。
展示されている建物にはどれにもおばさんがいて、質問をするといろいろと丁寧に答えてくれる。
住宅建築に興味のある人はぜひ一度訪れて、詳しい話を聞いてみるのも面白いのでは。


2002.1.18 (Fri.)

センター試験の準備日ということで大学が休み。今ごろようやく『モーニング娘。新春LOVEストーリーズ』を見る。

「伊豆の踊り子」。大杉漣が良かった。保田もがんばった。
後藤の演技は抑え過ぎのように感じた。まあこれは現実の本人のキャラが壁になっちゃってんだろうな、と思う。
あと、辻の声は昭和初期には向きません。

「はいからさんが通る」。テンポ早すぎ。でも、おきゃんな石川はそれだけで面白い。もっとやってほしい。
インテリ黒髪よっすぃーが見られただけでも幸せな気分。滑舌も意外と良かったし、こっち方面向いているかも。
黒髪矢口はやはり目立たない。金髪で正解なんだ、とあらためて思った。
「結婚一直線」の先生はムリをしてでも中澤をキャスティングすべきでは?

「時をかける少女」。深町がケーキを注文するときに名字だけ書いたこととか代金を前払いしたこととか、
そういう話の本筋には関係しないけど展開を示唆するシーンに感動する。上手いなあ、と。
なっちも飯田も演技慣れしてて、見ていて安心できる。さすがオリメン(中澤はまだまだ慣れてない感じがするけど)。
それにしてもドラマでは加護はバラエティほどの魅力は出ないのか。脇役には向いていないのかも。

なぜかなっちだけは「安倍」ではなく「なっち」と書きたくなる。さすが『現代用語の基礎知識』に載っただけのことはある。


2002.1.17 (Thu.)

ありがたいことに熱海ロマンのシングル『ファミコンアッシュ』が着実に売れている。毎日郵便局で送り出してる感じ。
あえてメロディをなくした『ファミコンアッシュ』、今後の方向性を示唆する『暴走青梅特快・大列車強盗MIX』、
潤平の高校時代の作品『おはようカオスくん』、高校時代の自分と今の自分の共同作品『エアリアルフォトグラフ』、
そして「東大コンプレックス2001」を音源化した『ヘビおばさん(Live)』と内容もりだくさんなので買ってください。

ま、要するに日記のネタがないということです。


2002.1.16 (Wed.)

フラリと秋葉原へ。正月に貯めこんだ金でもってモンティ・パイソンのDVDを買うため。
で、着いたとたんに小雨がパラつきはじめる。早々に店の中に入る。と『アイドルをさがせ!』のDVDを発見。
ギャルモードやぐたんが! ヤセモードののたんが! 本上まなみモードよっすぃーが! ……モンティと一緒に買う。

ドトールでベーグルサンドを食べ、帰ろうと駅へ。すると駅前はパトカーやら消防車やら救急車やらがいっぱい。
切符を買って京浜東北線のホームへ行ったら人だかり。見ると「KEEP OUT 警視庁」の黄色いロープが。
この影響で山手線はストップ。こういう現場に遭遇するのは初めてだ。皆、何かを片づけているのをじっと見ている。
こんなご時世、明日はわが身。自分と無関係と信じるやじ馬に胸クソが悪くなる。決して正義感からじゃない。

電車に揺られながら、ふと思い出す。モンティ・パイソンの2番目の映画『LIFE OF BRIAN』、
テーマ曲は『Always look on the bright side of life!』ってタイトルだったな、と。まだ聴いたことはないけど。


2002.1.15 (Tue.)

2限、「情報都市空間意匠特論」。
システム論の話になり、オートポイエーシスの話が出た。
それを聞いて、「おーおーそーだった」って調子でいろいろと思い出す。
しかしながらそれらは全部、以前自分で本を読んで知っているはずのこと。
それを覚えていないということは、つまり勉強が身についてないということ。情けない。


2002.1.14 (Mon.)

気がついたら下北沢にいた。『地球人大襲来』(→2002.1.12)が最終日なので、もう一度観ることにしたのだ。
2回目だと1000円引き、学生割引で1000円引き、よって1300円。安いであります。
駅前のドトールでベーグルサンドベジタブルを食べる。こりゃよっすぃーが好きそうだと思いつつ時間をつぶす。

で、上演開始。役者陣の声が荒れ放題で大変そうだった。やっぱり2回目はスタッフ側の眼で見てしまう。
本当は1ヶ月くらいの間隔をあけたいのだが、演劇だけにそういうわけにもいかない。
それにしてもこういうストーリー、物語を組み立てる能力ってのはすごいものだ。
今回は11個のストーリーが複雑に絡まりあってるだけになおさらそう思う。心底うらやましい。
自分にそういう能力があればなあ、と思う。ちゃんと文学読んでないからムリなのか。ああ、後悔先に立たず。

あ、上野の松坂屋に行って握手させろと怒鳴ったりはしてません。あしからず。


2002.1.13 (Sun.)

一日呆けて過ごす。今年もモテねーなー、とか思いながら。


2002.1.12 (Sat.)

潤平と下北沢へ。劇団☆世界一団の『地球人大襲来』を観に行く。
さまざまな宇宙人の住む惑星エンドが地球人の襲撃を受けるまでの、その「残り20分20秒」を描いた作品。
11個のストーリーがパラレルに展開し、交錯し、またはほとんど出会わないで話は進んでいく。
舞台で使う小道具はラップのロール、毛皮の袋、なわとびの3種類だけ。これを役者全員が1個ずつ持つ。
これで宇宙船やら携帯電話やら妖精やらテレビやら光の束やら風やら飛んでいくボールやらを表現するというわけ。
演技も1人で何役も連続でこなしていく。次から次へとテンポよく、まるでちがう役をやっていく。
とにかく観るのに想像力が必要。でも慣れてくると、表現しているものがそのとおりに見えてくるのが面白い。
話の切り替わるスピードの速さが緊張感を高める。そしてその絡みがさらにスピードを加速していく。
いくつもの話がくっついたり離れたりを繰り返し、そして最後の瞬間が訪れる。

潤平とふらんす亭のレモンステーキを食いながら感想戦。
お互いに表現方法と想像力の問題について語り合う。それは演じる側の問題であり、観る側の問題でもある。
演じる側は鍛えた身体と限られた小道具で表現する。観る側は想像力を最大限にはたらかせてそれを読みとる。
それはあまりに「演劇臭く」てイヤな人もいるんだろうけど、油断ならない一種のゲームだな、とあらためて思った。


2002.1.11 (Fri.)

東京に戻ってからは狂ったようにネットの小説を読みあさる毎日。
すげえなあ、なんでプロでもねえのにこんなん書けるのよ、と舌を巻きまくる。
何をやっても中途半端な自分にひどく自己嫌悪。なんでもいい。ひとつ、突き抜けたものが欲しい。


2002.1.10 (Thu.)

「言説編成」でイギリス・ブレア首相の演説を分析する課題が出ているので、辞書を片手にがんばる。
小4のクリスマスにもらった辞書で受験戦争をくぐりぬけ、今もそれを使ってるわけで、われながら物持ちがいいなあと思う。
ちなみにメジャーリーグは全24球団、と書いてあるくらい情報は古い。
そりゃそうだ、最後に改訂されたのは1977年、つまり僕と同い年なんだから。


2002.1.9 (Wed.)

パソコンのフォントがいよいよおかしいので大掃除の準備をはじめる。
とりあえず、来週になったらインストール地獄だ、と覚悟を決めてみる。今週はまだやめておこう、と思う。


2002.1.8 (Tue.)

授業もゼミもなかったのでテキトーに過ごす。


2002.1.7 (Mon.)

朝6時発のバスで東京に戻る。車内では隣に座った若い女の子が寝ながら寄りかかってきたので困った。
のべ2時間は確実に寄りかかられ、ハタから見ればいい感じに見えたかもしれんが僕はそういうのが苦手でして。
起こすのも悪いので、じっとしながらくもった窓ガラスを使って接弦定理を証明していた。新年早々なんかマヌケ。


2002.1.6 (Sun.)

塾講師最終日。が、特別なこともなくフツーに終わる。
最初はけっこう不安だったが、いざやってみるとなかなか楽しい経験だった。
生徒がどうして自分がわからなかったかを納得した瞬間、自信がわいてくる。
それを一番身近で見るのは非常に愉快なことだ。
勉強がわからないということは目が悪くて視界がくもっているのと同じことなのだろう。
それがスカッと晴れる瞬間を手伝ってやれるということ。また楽しからずや。
一期一会という言葉をかみしめつつ、クソ寒いアイスバーンの街の中をママチャリで家に帰る。


2002.1.5 (Sat.)

中学生まみれの部屋は風邪なんてひいてるやつもいてひどく空気が汚れていて、
ガンガン暖房たいてるからいっつも乾燥していて、
そんな環境でしゃべりまくっていたせいか、朝起きたら喉がつぶれていて声が出ない。
喉頭ガンってこんな感じなのかというくらい声が出ない。
そんなわけで全然おいしくない龍角散のど飴をひたすらなめまわしながらハスキーヴォイスで授業をする破目に。
でもまあ昼飯は新京亭の中華そばを6年ぶりに食ったのでヨシとしよう。
本日最後の時間には風邪でダウンした先生の代わりに担当することになったデキのよい生徒と、
中3数学立体図形難問の早解き勝負。……圧勝させていただきました。まだまだ負けん。


2002.1.4 (Fri.)

塾講師再開。以前モー娘。の話で盛り上がった生徒に再び当たる。
そいつは昼休みに松浦亜弥の『ファーストKISS』を買っており、授業開始とともにそれをおもむろに取り出す。
もうひとりの生徒と僕と3人でブックレットの写真集を肩寄せ合って見る。もちろん授業中。
で、そのまんま3人であややについて中学生トーク。もちろん授業中。
よく考えればこいつらはそろって中3なわけで、1986年生まれ、つまりあややとタメなのだ。
やっぱりタメのアイドルには興奮する模様。若いのう、と思いつつもついていける自分に複雑な気分。
中A 「せんせーって誰が好き?」
オレ「吉澤。おめーはどうよ?」
中A 「矢口かなあ……」
中B 「せんせー、オレは加護な」
オレ「あー、まあ1コ下ならいいやな。オレとはひとまわりちがうもんなあ」
中A 「せんせー、吉澤って男がいるんでしょ……」
オレ「うるせーだまれこのやろー自習にすっぞ」
中A 「吉澤のどこがいいんな、せんせー」
オレ「今の吉澤はそんなでもねーけどな、なんてったって『青春時代1.2.3!』のころだな。ショートヘアな」
中B 「『恋愛レボリューション21』の髪型かな」
オレ「ちょっとちがう。前髪の端が左側だけ長くなってるやつ」
中B 「あ、わかった。こう?(と言って自分の数学のテキストに絵を描く)」
オレ「それよそれ。そのころが最高ね。もう何されてもいいね」
中A 「俺は今の方がいいけど……」
オレ「いや、前の方がいいって。なんつーのかな、少年っぽさがよかったんだよ」
中B 「せんせーホモ?」
オレ「ちげーよ、広末だって内田有紀だってデビュー当時は少年っぽさがウリでな」
(ふたりともよくわからなそうな表情、たぶん世代の差)
オレ「こうカラッとした魅力っつーか……」
中A 「あ、なんとなくわかる」
という会話を繰り広げる冬期講習(脚色ゼロ)。それでも
オレ「ここまでできたらあややのブックレット見てよし」
ってな具合でちゃんと勉強はやりましたよ。ええ。


2002.1.3 (Thu.)

伊那でピザを食らう。昇天。


2002.1.2 (Wed.)

特にやることがないわけで、ゲームで時間をつぶす生活。FCとSFCを徹底的にやりこむ毎日。
SFCは『グラディウスIII』『エリア88』といったシューティングを中心にやりこむ。他のジャンルはやらない。
FCでは『クインティ』を今回はじめてコンティニューなしでクリア。ちょっと感動。でも13年前のゲームなんだよな。
あと『キャプテン翼II』にも手を出すが、派手なシュートを打ちまくるオフェンスに比べ、
あまりにディフェンスの戦略がテキトーなので、結局ムカついてやめてしまう。……名作ではあるんだがなあ。


2002.1.1 (Tue.)

2002年の幕開けであるが、特にこれといって面白いことがない。
今年は昔からの友人と騒ぐわけでもなく、チンタラと過ごしているわけで。

そういえば『電影少女』を読んだのだが、今ごろになってようやく、新舞が何を考えて行動していたのかがわかった。
今までそれが理解できなかったため、ただ弄内がグジグジしているマンガだと僕は誤解しておったわけです。情けない。
まあ逆を言えば新舞の描写が足りないわけですわ。僕みたいな甲斐性なしにはそこまで読解力はござらん。

実家で読むのはまず間違いなく潤平が買ってきたマンガ。あいつはマンガを選ぶセンスが抜群に良いなあ、と思う。


diary 2001.12.

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