世界一団の演劇を観に行く。4月の『スペースラブ』(→2002.4.29)の再演である。
新宿御苑のドトールで潤平と雑談。文章・音楽・建築などの表現とその対象となる空間について。
その後、「金属バッツ(潤平の谷塚浪人時代の仲間)」の皆さんと合流。
マサルは開演ギリギリまで合流せず。社会人失格ね。
会場はシアターサンモールでいつもよりデカかった。こうやって劇団は大きくなってくのか、と思う。◇
その後はみんなで新宿東口へ移動、ロッテリアでダベる。
ケルビンさんは吉澤派でカントリーでは里田好きということで、かなり意気投合した。
わりとつっこんだモ話(※)ができて個人的には満足したけど、あれでよかったんですかね、潤平さん。
(※「モ話(もばなし)」……マサルの造語で、モーニング娘。についての中身の濃いトークのこと。)アルタ前で解散してからは熱海ロマンの3人で喫茶店に入って作詞。
テーマを設定して1時間でつくる、という方法をとってみたのだが、結局2時間ほどかかった。
が、もうどうしょうもないくらいテーマに沿った内容ができた。ホントにどうしょうもない。
なんだろ、最近の熱海ロマンは、作曲面ではクオリティを重視していく傾向があるのに対し、
作詞面ではどんどん制度の解体を追求している気がする。2ndアルバム、おそろしいことになるかも。◇
大岡山に帰ってきて、潤平と僕の部屋でW杯決勝を見る。
カーン様と10人のぐず共は惜しくも負けてしまった。ブラジル代表を「奇面組」と呼ぶのはいけませんか?晩飯は東工大名物の担々麺。食べながら『スペースラブ』の感想戦。
前回のパルテノン多摩公演があまりにスゴすぎたのでそれと比べるのはアレなんだけど、
やっぱり舞台美術を活かしきった演出、想像力を刺激しまくる身体の動きは素晴らしいの一言に尽きる。
時間と空間を観客の想像力にゆだねて自由自在に伸び縮みさせる力に素直に脱帽。
そしてなにより、演劇というメディアの可能性と映画というメディアの終焉を感じたのだ。
Video killed the radiostar.じゃなくって、Play shall kill the films.とでも言うべきかね。
まあこれについて詳しく書くのはまた今度にします。まとめるのに時間かかりそうなので。
手塚治虫の傑作、『リボンの騎士』を読む。
ストーリーはかつての少女漫画の王道なわけだけど、設定というかその世界における論理の立て方がスゴイんですね。
1963年でこういう枠組みをつくれるってことが信じられない。どういう先見の明だ!そういえばウチの伯父は一時期、少女漫画を描いてたことがあったのだ。
手塚漫画の影響を受けた作風で、家にお邪魔したときに潤平と読みふけったっけ。
そうだった、母方からも「つくる」血が流れてるんだった、なんて再確認をした。◇
韓国×トルコの3位決定戦。試合終了後のパフォーマンスにちょっと感動。
トルコはホントに紳士な国だなあ、と思う。ケマル=パシャかっけーし。
片想いって、せつないね……。
ゼミ。「狂気」をさらけ出しまくり。自分でももうちょいなんとかならんか、と思った。
クリエイティヴィティにもいろんなタイプがあると思う。
僕は断片的なネタやヒントをつなげて全体のストーリーを組み立てるタイプ。
この点とこの点とこの点を通る曲線を引く、みたいな感じと言えばわかってもらえるだろうか。
音楽的には、転調とかジャンルとか、あえて制約を受けることで想像力のカタチをととのえている。この日、朝起きたらひとつの言葉が頭に浮かんだ。
ベッドの中でボンヤリと構成を練る。なんとなく、まとまった。
ラフを書き出してみる。と、やってるうちに小さなネタがいくつか出てくる。これを盛り込みたい。
手を止めて、そのネタから連想される次のヒントを広げていく。
するとアラ不思議、すべての辻褄が合う瞬間が来るんですね。
すべての点を通るムダのない曲線が見える瞬間、と言い換えてもいいかもしれない。
あとはそれにのっとって頭の中のものを吐き出してカタチにしていく。音符だったり文章だったり。
そんな感じでいつもモノをつくっとります。
ゼミ。終わってからドイツ×韓国戦。みんなで見る。
フェアな審判で負けた韓国は幸せだよ、とだけ書いておく。
それにしてもカーン様すごすぎです。
この週末、学部時代のゼミの先生と今の研究室の先生が初顔合わせをしたようだ。
何言われたんだろ。ヒジョーにコワイであります。◇
H.ルフェーヴル『都市革命』の読書会。院生の有志で集まって議論をかわす……
と書きたいところなんだけど、内容がとっても複雑できちんと理解できなかった。
途中で先生が“自分なりの解釈”を披露してくれたおかげでようやく面白さがわかったしだい。
本を書いた人間が見ていた世界を理解するには、その背景にある思想を知らないといけないわけで、
それに気づかなきゃと本当に言いたいことなんてわからないってことだ。
親切な解説を期待できればいいけど、それが存在しないときにはどうすればいいのか。
たぶん、繰り返し読み込むってことなんだろうな。学問に王道なし、ってやつを少し実感した。
平田オリザ『演劇入門』(講談社現代新書)の感想を。
非常にイイカンジの本だ。というのも、演劇をつくるプロセスについて書かれているから。
観るためでなく、つくるため。表現したいという欲求とその手段、というレヴェルにこだわっている。
「伝えたいことなど何もない。でも表現したいことは山ほどあるのだ」
「私に見えている世界を、ありのままに記述すること」
なんてセリフ、最高にシビレる。僕みたいな人間は、そんな言葉に安心するのだ。内容も単純な方法論にとどまらず、現代を考えるとっかかりにあふれている。
話し言葉と書き言葉(ウェブなんかまさにその現場)、言語と民族(言説編成の授業を思い出す)、など。
モノをつくったり考えごとをしたりするのが好きな人は絶対に損をしない本だと思う。読んどけ。
熱海ロマンで打ち合わせ。半分徹夜で作業をする。かなり疲れた。
こうやって本業以外の方が進んでいくのは、正直かなり不安なところ。ホント、チームプレーって難しいですね。
ケータイを替えた。さっそく着メロをつくった。『Video Killed The Radio Star』。
3和音でアレンジを組むのは楽しいんだけどさ、ドラムスのパターンが自作できないのは非常に残念。◇
めちゃくちゃいい天気だった。社会理工学研究科の建物から田園調布~自由が丘~都立大学の辺りを眺める。
無限に広がる建物たちを背景にして、キャンパスの緑があまりに鮮やかに輝いている。
そして足元ではプールの水が透明なままで光を反射している。その中でひとりだけ背泳ぎで浮いている。
すべてが許されるような気がした6月の午後。
リバウドは叶恭子に激似。
ドラムスの先生がベッカムヘアだった。
日本、ご苦労さまでした。いろいろ書きたいことはあるけど、もともと詳しくないのでやめとく。
「AVAYA」が「あやや」に見えた人~。は~い。
昨日の余勢で曲に手を入れていく。前より明らかにポップな感触がする。ナイス自分、って感じ。
構成がだいぶできてきたので、アレンジ中心に直していく。が、とにかく並行してつくっている曲が多いので困る。
熱海は曲の数だけジャンルがあるわけで、そのたびごとにアタマの中のベクトルを修正しないとといけない。
資料のCDも借りてきて(トランスと演歌って組み合わせってどうよ?)聴きまくる。そしてベクトルを決める。
完成したとき、みんなが驚く顔が見たい。その思いだけで突き進んでる真っ最中でございます。◇
スペイン×アイルランド戦はマジで感動した。アイルランドのファンになっちゃいそうだ……。
熱海ロマン2ndアルバムのジャケットについてアーティストの方と打ち合わせ@池袋。
けっこう話が弾んで面白かった。同じ吉澤派ということで握手したよ。
今必死で中身をつくってるわけだけど、ジャケットの完成がカンフル剤になるといいなあ。その後、熱海の3人でカラオケ。それぞれやりたい放題で変な空間だった。まあ、いつものことか。
で、ドトールで2ndアルバム収録曲についての詰め。課題をハッキリさせることができた。着実に進んでいる。
結局晩飯まで食ってのん気にダベっていたらホームページの方で新企画が出てきた。
来週中にはなんとか始めたいと思っている。お楽しみに。
日本の決勝トーナメント進出、おめでとうござんした。トルコ戦もがんばって頂戴。
進路相談のつもりがいつのまにか人生相談になってた。
今の僕の状態は、人生の先輩から見ると典型的な岐路で、それで悩む姿がそれなりにほほえましいみたい。
いつか笑って後輩にいろいろ話せる日が来るといいけどね。
朝起きたらNHK『みんなのうた』で、『幸せきょうりゅう音頭』をやっていた。
寝ぼけたアタマで聴いたのだが……なんか泣けてきた。まさかセクシー8はあんなことないよなあ。◇
W杯の決勝トーナメント進出チーム、すごいことなってますな。ここまで荒れることって、あるのかね。
どうもここんとこ精神的にキツイのである。
だからってへこたれてるとよけい状況は悪くなるから、ムリして動きまわろうとしている。
これで報われなきゃ困るのである。頼むよ、ホントに。
パイソンズの中で一番好きなメンバーは、テリー=ジョーンズ。理由は、すぐ裸になるから。
……ホントは、学問とコメディを両立した人だから。
今日の日本は本当に強かった。守備の集中力がハンパじゃない。
特に戸田と宮本のキレ具合が最高だったように思う。楢崎も気合い入りまくってたし。
稲本の得点をお膳立てした柳沢のショートパスも想像力があってすごく良かった。……こんなこと書くのは不謹慎だと思うけど、宮本のフェイスガードは絶対、オイシイと思う。なんか「ゾロ」っぽい。
戸田のトサカもそうだけど、目立つのは良いことのように思うのだ。
ま、ともかく、おめでとうござんした。
一橋の方でKODAIRA祭があって、飲み会。
前もって準備していた裁判が壮大・壮絶な企画倒れに終わり、僕とラビーはしたたかに飲んだのであった。★記憶しているそのときの僕の発言
「そりゃお前、背任だよ、背任! 極刑を請求しちゃうよ?」
「お前は女にゃモテても男にゃ絶対モテないな!」
「人生満月の夜ばっかじゃねーぞ。暗い夜道には気をつけるんだな。」
「お前なんかモストヴォイ(ロシア代表)に蹴られて死んじまえ!」その後はカラオケでハロプロ縛りで大騒ぎして、もうワケのわからん勢いで何かを発散。
でも結局、酔っ払ったせいでケータイを落とした。ショボーン。
真夜中の港区はどこまでもスリリングだ。潤平と自転車で走る、走る。
アルゼンチン×イングランド戦の夜ということで、六本木は警察でいっぱい。
会場は札幌だったのでまだ落ち着いていたけど、イングランド×スウェーデン戦の夜はホントにすごかったんだろーな。とりあえず広尾の24時間営業のアンナミラーズでダベる。人生初アンミラ。
近代的学校建築にも怪談は生まれる、とかいろいろ話す。非常に有意義な時間を過ごす。
ところでアンミラのメニューはすべてに拝観料が含まれているね。品数少なくしないともったいない。
アンミラの企画を立てた井村屋の人にいろいろと話を聞いてみたい、とちょっと思った。で、麻布十番のクラブに入ったのが午前2時半くらい。
ドイツ人DJがいかにもドイツ製トランスです、といった感じの曲を延々とかけている。
潤平と一緒に首振って踊る。レーザー光線に照らし出されるスモークがすっげえキレイ。
クラブで過ごす時間は生産性がゼロなので好きじゃない。ただ時間をつぶしてる感じがしてもったいない。
でもその経験が次の創作につながるのなら、話は別。踊ってたらいろいろとアイデアが湧いてきた。
こういうのもたまにはいいですなあ、なんて思うのであった。2ヶ月に一度くらいなら是非って感じ。空が明るくなると同時に桜田通り→中原街道で帰る。夜は朝につながっている。
あれほど! あれほどサッカーが嫌いなはずなのに! 毎日ワールドカップの試合を見ておるわけです。
だって面白いんだよう。今日のフランス×ウルグアイ戦なんて、ホントに戦争見てるみたいだったもんな。
国どうしのマジのぶつかりあい。武器は、身体の芸術。球蹴りがこんなに恐ろしいもんだとは思わんかった。
歌ったり踊ったりして応援する気には全然なんないけど、いつか、ぜひ生でその芸術を目にしてみたい。
映画『π』のビデオを借りてきたので、見た。
本当につまんなかった。これが面白いって人は音楽とモノクロの映像に騙されていると思う。
ストーリーに魅力を感じない。世界を表現する数字を追い求めるのに、その対象となる世界の広がりが見えてこない。
視野狭窄。それが狙いにしても、主人公の身の周りだけで話が完結する世界はあまりに狭すぎる。
また、隣に住んでる女性に対する心情の描写が恐ろしく雑。これを描ききらなきゃ文字通りお話にならないのにね。
なにより、円周率ぜんぜん関係ないじゃん。関係ないのにタイトルに使うんじゃねーよ。
映画館だったら間違いなく前の席蹴っ飛ばしてたね。駄作。今日のドイツ×アイルランド戦の方がはるかに芸術。
東大に行ってみることにした。自転車にまたがる。
どっこい恵比寿でパンク。東大への道は険しいのね、と思いつつ本屋で時間をつぶす。
修理完了、渋谷に出てから青山通りを行く。途中で青山劇場を通過。やってるねー、モーニングタウン。
皇居に出てからは日比谷通りを北上。国道17号に合流して東大に到着。
なぜか僕が東大に行ったときには晴れたことがない。今日も滞在中だけ曇ってた。東大はそんなにオレが嫌いか?
靖国通りから六本木経由で帰る。本気で疲れた。◇
日本×ベルギー戦の感想を。サッカー詳しくないからツッコんじゃダメよ。
前半は殺人的に退屈だった。チェックは遅いわ不用意なパスばっかだわで見てて情けなくなるほど。
でも1点取られてからはゾクゾクするほどの迫力が出てきた。勝てる試合だと思ったんだけどな。
稲本すごすぎ。鈴木もいいゴールだった。柳沢つぶされまくりでかわいそう。
ロシア戦は最初っから飛ばしてほしいもんですワ。森岡は無事なんか?韓国は初勝利おめでとうござんした。ポーランド相手に2-0って、けっこう価値あるよね。
二子玉川に行った。氷川きよしを聴きながら走る駒沢通り。変。
ニコタマのドトールは広くてよい。自由が丘もこうならいいのに、と思う。
帰りに研究室に寄って軽く作曲。2ndアルバム、がんばらないとなあ。
三軒茶屋に行ってみた。
のんびり商店街を歩いてみたけど、まだまだ見落としている場所が多そうだ。
一度、一日かけて探索してみようかな。
めちゃくちゃいろいろあった。
朝5時、後輩からの電話で目を覚まし、地下鉄に揺られて西船橋へ。HQSでクイズの企画があり、そのお手伝い。
24時間テレビのパロディ(どっかで聞いたことあるな……)で、成田から亀戸の会場まで徹夜で走るランナーの伴走。
ランナーのラビーと合流すると、そのまま国道14号を西へ。僕は折りたたみ自転車を借りてこぐ。
いろんなバカ話をしながら江戸川区に入ったのが10時ごろか。日差しがキツくてラビーが疲れはじめる。
途中、新小岩のコジマでモー娘。のスタンドポップを発見。いろいろ考えたけど、結局お持ち帰りできませんでした。
平井大橋を渡るころにはラビーは完全にヘロヘロ。徹夜で走ってるんだからムリもない。ペースを落として歩き続ける。
それでも時間はかなり余裕があったので、平井駅前でゆっくり昼メシを食ってから江東区に入る。
亀戸水神は縁日のようで、屋台が出ていた。日陰で休んだりしながらのんびり明治通りに出る。
で、時間調整のためにマンガ喫茶に入った。マンガ喫茶は人生初体験なのでちょっとドキドキ。
中に入って淀み切った空気に唖然とする。これって結局引きこもりやん!と思う。
寝たり途中まで読んだマンガの続きをチェックして過ごす。たぶん、よっぽどの理由がないと二度と行かないと思う。
会場の亀戸カメリアプラザに入ったのが17時ごろ。お疲れ様でした、とアイサツして電車に乗る。◇
麻布十番に到着。潤平と合流して熱海ロマンの打ち合わせ。
話題の中心は僕がつくった新曲のアレンジについて。わりと好評でホッと一安心。
潤平はアーティストの方の飲み会へ。僕は鯛焼きを買って家に戻って仮眠をとる。◇
マサルが大岡山にやってきたのは23時過ぎ。
帰ってきた潤平と3人で話し合い。2ndアルバムのジャケットについて詰める。だいたい決まる。
続いて、作詞のためのブレインストーミング。今回新しい方法をやってみたのだが、結果は……。お楽しみに。
そんなこんなで5時ごろに潤平が抜け、7時ごろにマサルも帰る。
しかし昼間の疲れもあり、結局『ハロモニ。』のよっすぃー狂い咲きはタッチの差で見逃したとさ。