diary 2003.7.

diary 2003.8.


2003.7.31 (Thu.)

塾の夏期講習はだいたい2日おきにある。
それにしても3時間というのは、やってみると意外とあっさりいけるもんだ。
教わっている側はもっと元気で、よくこれだけ勉強できるなあ、とたまに素直に感心する。


2003.7.30 (Wed.)

研究室にある『ゴルゴ13』がやたらと面白い。
単行本が100巻以上になる作品であり、それだけ支持されているからには面白くて当然なのだ。
特に面白いのは、話の構成をきっちり練ってある話。ゴルゴのストーリーへの絡み方が工夫されている話だ。
逆を言うと、話によってけっこう波があるのも事実。まあ、これは描いている担当者によって差が出るんだろうな、と思う。
国際問題をしっかりふまえて描かれた話が多く、それがけっこうためになると感じるのは、日ごろ勉強不足なんだろうか。
個人的に「うわー」と思ったのは、終わり方がぶっつり切れている作品。
爆発する直前や拳銃が向けられた次のシーンで「END」と出ると、なんともいえない余韻が残る。
機会があったら完全読破もしてみたい。量はあるが、意外とすんなり読めそうな気がしないでもないこともないこともない。


2003.7.29 (Tue.)

研究室で作業をしていて、ふと息抜きにネットを見たら、都立雪谷高校が甲子園初出場。
思わず「やった!」と叫んでいた。お恥ずかしい。
近所の高校が、しかも都立で甲子園に行くってのは、なんだかいいですなあ。


2003.7.28 (Mon.)

スネオヘアーの『ウグイス』(→2003.7.23)ばっかり聞いている。

以前と比べて、ヘヴィローテーションの聴き方が変わってきている。
高校までは、広く浅くという感じで、何曲も並行してローテーションをしていた。期間は年単位。
大学に入ってからは、1年に1曲くらいのペースで「特別な曲」ができあがっていた。
最近はだいたい、もって1ヶ月くらい。サイクルがどんどん短くなってきている。
飽き性なのか、トシのせいなのか。良くない予感がするのは気のせいだろうか。


2003.7.27 (Sun.)

なっちの卒業が発表されたわけで、もう思いっきり萎えた。
最近は6期やらキッズやらがあからさまにプッシュされていて、ただでさえついていけない感じ。
そこにこういう仕打ち。新曲もつまんないし、潮時だと思った人は多いはずだ。
そんなにマニア向けにして、いったいどうするんだろうか。まったく理解できない。


2003.7.26 (Sat.)

修論。昼メシ食いながらルーズリーフとにらめっこして結論を考える。


2003.7.25 (Fri.)

修論。進み悪すぎ。


2003.7.24 (Thu.)

国語。夏期講習なので3時間もやる。
「動物園」の異名を持つほどいっつもうるさいクラスで、その勢いが時間的に5割増しなのでたまらない。
それでも読解についてはかなりカンが良くなってきているのが救い。キミたちは成長しとるよ。


2003.7.23 (Wed.)

スネオヘアーがかなり良い。『ウグイス』を借りてきたのだが、すっかりヘヴィローテーション。
『アイボリー』『訳も知らないで』は、まだおとなしいというか、小ぢんまりとしたところに収まっていたのだが、
ここにきて独自のスタイルを一気に組み上げてきた、という印象を受けた。
作曲のやり方によるのだと思うが、スネオヘアーのメロディラインにはかなり強いクセがある。
そのクセをハッキリと自覚して、オリジナリティと割り切って、より前面に出してきたのが功を奏したと考える。
2ndアルバムまではこれで突っ走っていけると思うが、その後、どう崩してくるか。今から楽しみだ。


2003.7.22 (Tue.)

修論で、府中市のこれまでの施策を軸に、まとめ作業を開始する。


2003.7.21 (Mon.)

個ゼミ。スケジュールを組んだのだが、ハッキリ言って鬼。


2003.7.20 (Sun.)

『池袋ウェストゲートパーク』のDVD-BOXを買った。
相変わらず、デカい買い物をすると冷や汗が出る。つくづく自分、小者だなーと思う。
これを修論の合間にちまちま見ていくつもり。いい息抜きになる予感。


2003.7.19 (Sat.)

塾で保護者相手の面談があった。もう、へろへろ。


2003.7.18 (Fri.)

アート化プロジェクトの施設でパーティー。プロジェクトのヤマ場を前に士気を高めるっつーか、そんなん。
自分は修論に集中するので、残念なことにおそらくヤマ場には参加できないのだが、パーティーには参加。
酒飲んだり料理食ったりしているうちに花火がはじまる。例のごとく、口にくわえて走りまわる。
研究室の皆さんはきっちりツッコミを入れてくれたけど、入所者の皆さんはひいてましたとさ。


2003.7.17 (Thu.)

修論。書いてるよ!


2003.7.16 (Wed.)

ドラムス。フィルがたたけない病。本当に困った。


2003.7.15 (Tue.)

これから、ウチの研究室ではメンバーの約半数が留学に出発する。
オーストラリア、フィンランド、タイ、アメリカ、イタリア、イタリア、台湾、メキシコ。
置いていかれる自分としては、取り残された感じがして、なんだか悲しい。

で、オーストラリアに行っちゃう仲間のお別れ会。要するに、第1弾。
塾でミーティングがあったので、戻ってきてスーツ姿で食べる。残り物だけど満腹。
固い握手をして別れる。次に会うときまでに、残された者の意地を見せられるようにがんばらなければ。


2003.7.14 (Mon.)

数学の授業。髪の毛切ってコンタクトで教える。別人?ってさんざん言われる。

知ってのとおり僕の顔には鼻を囲むように三角形を描くホクロがある。
小学校のころはけっこう気にしていたが、中学に入ってメガネを常用するようになるとそのコンプレックスは消えた。
ずーっとメガネをかけてきたことで、マヒしていたのかもしれない。仮面が素顔になっていた、というか。
でも今度は、人に視線を合わせるのが、なんとなく苦手だ。見られるのは本当に平気だが、こちらから見ることができない。
しかし、コンタクトをつけると、なぜか相手を直視できるようになる。
直接つけたレンズが自分の視線を和らげている、ということを無意識に考えているのか?
それとも焦点が合うまでの微妙な遅れや見え方の甘さが、エクスキューズになっているのか?

ともあれ、女の子がコンタクトにしてかわいくなるのには深い理由があると、なんとなく実感している。


2003.7.13 (Sun.)

なぜか裾野市経由で帰る。

合宿のマジメな面をまったく書かないのもおかしいので、きちんと書いておく。
発表者(論文生)が自分の研究について書いたレジュメを配る。部屋の壁にも1部、貼っておく。
そして、聞き手はそれに対する質問と意見を、発表者ひとりにつき最低ひとつ返す、というルール。
質問・意見はそれぞれ色違いのポストイットに書き、壁のレジュメに貼りつけていく。
発表者はそれをKJ法でまとめて、模造紙に編集する。翌日の発表で質問・意見を紹介し、回答を返す。
異常に手間のかかる方法だったが、質問・意見を強制するのはとても良い点。
論文を書くことを考えた場合、これはなかなか強力な方法だと感じた。


2003.7.12 (Sat.)

2日目は信じられないくらいの快晴。みんなで海に行く。伊豆・白浜の海水浴場。
長野県出身者は海というものが原風景にない。海のある生活がまったく想像できない。
だから海パンなど持っていない。ゆえに現地調達。ビーチサンダルもない。ゆえに裸足。

ヤケドしそうなアスファルトと砂地を越えると海岸。海なんて何年ぶりか。
借りてきたボディボードをやってみる。最初は全然ワケがわからなかったのだが、
飛行機が揚力で飛ぶのと同じ理屈で波の力を推進力にすればいいのだと気がつく。
コツをつかんでからは、岸に打ち上げられるまで波に乗れるようになる。これは楽しい!
で、サルのように波で遊びまくる。本当に狂ったようにそればっかりで過ごす。
研究室の皆さんは2日連続のはしゃぎっぷりに呆れていた。まあ、ムリもない。
いつかサーフィンに挑戦する機会があったら、間違いなくハマりまくるんだろうな、と思った。


2003.7.11 (Fri.)

研究室の夏合宿に出発。伊豆高原で2泊3日だ。
東京は晴れていたのに、着くと天気は霧のような小雨。特にやることもないので、ルーズリーフに修論を書き出していく。
なんだかいつもと変わらなくて、味気ないのである。

夜はバーベキュー。ジャンケンに負けて焼き担当になったのだが、これが最高にツイていた。
みんな酒ばっかりであまり食べないから、焼いたそばからほとんど自分で食べることができる。
しかも、肉だけじゃなくてエビもおいしい。牛角の塩ダレがもう、うまいのなんの。
さらに短冊状に切ったナスがとんでもなく旨くて、そればっか焼いて食ってた。ひたすらナス食ってた。
酒飲んで思う存分食って、本当に幸せでケタケタ笑いっぱなし。こんなにいい気分になったのは久々だ。
あんまりいい気分だったので、花火を口にくわえて走りまわるいつもの芸を室内でやってしまった。
周囲が呆れるほどハジけて、寝る。合宿来てよかったー、と心の底から思いつつ。


2003.7.10 (Thu.)

研究室で修論を書いて、それを打ち込んで。表も図もなく、ただの文の羅列。
エンタテインメント性のまったくない文をつなげていくのは、本当に苦痛でたまらない作業だ。
読んでもらう価値のない文とまでは言わないが、自分で価値の感じられないことの苦痛。つらすぎる。


2003.7.9 (Wed.)

伊集院仕込みのバカトークが炸裂しているせいで女子の人気はいまひとつのマツシマ先生のはずなのだが、
それでもなついてくるヤツがいる。なんでコイツがなついてくるのかわかれば、少しは授業がマシになるのかな。


2003.7.8 (Tue.)

代講で、中3のテスト監督をする。コロ助描いたらウケて安心。


2003.7.7 (Mon.)

2年で一番できないクラスの数学を担当することになり、その初回。
ついに主要3科目をレギュラーでやることになってしまった。まあ、時間の問題だとは思っていたけど。
で、いざ授業が始まってみると、そのあまりのできないぶりに驚かされた。
1次関数をグラフに落とすと直線が描ける、ということを理解していないのだ。
だから2点を通る直線を求めるのに、y=ax+bとおいて座標の数値を代入して連立方程式に持ち込むことができない。
それ以上にマズいのは、クラスの序列化のせいで負け犬根性が完全に染みついてしまっていること。
どうすれば点数を引き上げられるのか。まるでオリックスの監督に就任した気分だ。


2003.7.6 (Sun.)

戸越銀座を自転車でウロついてみる。
日本一長い商店街として有名なのだが、実は一度も行ったことがなかった。職場も近いのに。

まず、国道1号の東側から攻める。確かに長い。フリーマーケットをやっていて、けっこうな人出。
歩いてみると、わりとおとなしい商店街という印象。東端はゆるやかに住宅へと収束する。
復路はちょっと寄り道して、戸越八幡に参拝。「江戸を越え~」という和歌から「戸越」という地名が生まれたと知る。
その次は国道の西側。駅があるのはこちら側のせいか、距離は短くても力強い印象を受ける。
中原街道にぶつかると商店街は終了。駅前の本屋をブラついた後、ドトールで一服する。

私鉄とJRの駅前では商店街のスケールが違う、というのが僕の持論。
(だが、その理由について納得できる結論は出せていない。踏切の存在がキーと考えているが……。)
戸越銀座も、やはり私鉄らしい小ぢんまりとした感じが漂っている。
ただ、面的でなく徹底して線的に展開し、あれだけの距離になっているのは、やはり不思議だ。
この街のでき方を調べてみるのも、なかなか面白そうだ。


2003.7.5 (Sat.)

研究室にはけっこういっぱいマンガが置いてある。気晴らしにちょこちょこ読んでいる。

特に面白いのが、小林まこと『柔道部物語』。最初っから一気に読んでしまった。圧倒された。
県大会決勝で樋口が三五と決着をつけるシーンなんざ、もう、無我夢中でページをめくった。
それにしてもむちゃくちゃ絵が上手い。動きのある絵と動きのない絵をハッキリ描き分けることで迫力が増している。
シーンを多角的に描くのもさすが。客観的に、順番に、違う場所からの視点を描いてテンションを高めていくのだ。
ほかにも、あえて描かないことで速さを表現したり、試合中に他人の回想を大胆に挟み込んだり。
そんなわけで、ストーリーもいいしキャラもいいのだが、このマンガで特筆すべきは演出ということになるだろう。
どうすれば読み手が興奮してしまうかを熟知していて、それを恐ろしく冷静に丁寧に実現しているのだ。
マンガにとどまらず、ほかのメディアでもかなり参考になる作品だと思う。本気でオススメ。


2003.7.4 (Fri.)

身体障害者施設アート化プロジェクト。修論執筆モードだが、できるだけ参加することに決めていたので、出席。
この日は渡り廊下の天井について、セロファンを貼る、という具体的なアイデアが出た。
一度アイデアが浮かぶと速い。話はどんどん加速度がついて進んでいく。


2003.7.3 (Thu.)

研究室の大掃除、ということだが修論執筆を理由に免除。で、ゼミ。


2003.7.2 (Wed.)

やっぱり、書いてみる。


2003.7.1 (Tue.)

とりあえず、修論を書きはじめてみる。
学部の卒論のときもそうだったのだが、自分はまず手書きでないと書けない、という困った性質がある。
いきなりワープロ打ちすると、直す方にばかり神経を集中してしまうからだ。
ルーズリーフに3mmくらいの小さな文字で、どんどん書き出してみる。


diary 2003.6.

diary 2003

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