diary 2018.5.

diary 2018.6.


2018.5.31 (Thu.)

五百蔵容『砕かれたハリルホジッチ・プラン』。発売と同時に買うことにしていた新書である。

「いほろい・ただし」、この上も下も読むのが難しい名前を知ったのは、最大級の衝撃と同時のことだった。
昨年9月のネットニュースに「ハリルが豪を破壊した『開始30秒』。徹底分析・オーストラリア戦」という記事があって、
この内容が本当に衝撃的だったのだ。読み終えた直後、永久保存すべく自分のメールアドレスにURLを転送したほどだ。
一瞬で消費されるたかがネットニュースの記事に対しわざわざそんなことをしたのは、後にも先にもこのときだけである。
この記事は日本がロシアW杯の出場を決めたホームのオーストラリア戦(→2017.8.31)についての戦術解説で、
オーストラリアが何もできないまま日本に敗れた、その経緯を恐ろしいほど論理的に解き明かすものだった。
僕自身この試合は、「日本代表史上」ではなく「日本史上」最も戦術が完璧に機能したサッカーだという感触は持ったが、
それを具体的に説明することは到底できなかった。「なんだかえらく作戦がハマっていたじゃん?」止まりである。
しかしこの記事に書かれていた内容は、今までに読んだどんな記事よりも精密で、論理的で、納得のできるものだった。
記事を書いた人の名は、五百蔵容。……読めない。ふりがなで「いほろい・ただし」と知る。でも難しくて覚えられない。
とりあえず後日、「五百」「サッカー」で検索してほかの記事を探してみたら、そのどれもが宝の山で、再び驚愕した。

ハリルホジッチの解任については、僕は怒り以外の反応ができないくらいに、本当に荒れ狂った(→2018.4.9)。
言葉にならない怒り、それだけ。そしてその怒りの根源にあるのは「恥」という認識だ。恥ずかしくて怒りが収まらない。
日本サッカー協会が全世界に向けて、日本国そして日本人に「恥」のレッテルを全力で塗りつけてみせたのである。
慎み、武士道、勤勉、礼儀正しさ、そういった美徳を全否定する行為に及んだのだ。これで怒らない方がどうかしている。
我が国に全力を尽くしてくれる人に対して、その恩を全力にして最大級の仇で返す。日本人の劣化を象徴する行為だ。
だから今回のW杯では日本代表を一切応援しない。今回の日本代表は、僕の知る日本という国の代表ではないので。

話が逸れかけたが、この解任劇によって方向性を狂わされたことで、五百蔵さんの本は大いに話題になることになった。
W杯におけるハリルホジッチの戦術を予測するはずだった『ハリルホジッチ・プラン』という本は、タイトルを変更し、
『砕かれたハリルホジッチ・プラン』として世に出ることになった。それも、希望ではなく絶望を予言しかねないものとして。
内容はやはり、今まで読んだどのサッカー本よりも精密で、論理的だった。オフト以後の日本代表のサッカーを概観し、
彼らの残した宿題を整理し、それを今までどう解決しようとしてきたかをわかりやすく追っていくことから始まる。
次いで現代の頂点であるヨーロッパサッカーで常識となっている戦術論を紹介し、それを援用したハリルホジッチが、
いかにアルジェリア代表でドイツを追い詰め、いかに日本代表でオーストラリアを完膚なきまでに叩きのめしたかを示す。
そこからロシアW杯のGLで対戦するコロンビア・セネガル・ポーランドとの戦い方についてまで論じているのだが、
その内容を検証する楽しみは永遠に奪われ、ただの空想としてしか味わえなくなってしまったことが本当に悲しい。
昨夜ちょうど西野監督率いる日本代表がガーナにあっさりと敗れたが、前任者との落差の凄まじさにはため息すら出ない。
唯一の救いは、最高の分析眼を持つ五百蔵さんが彗星の如く現れ、知性と良識のある人々に認められていること。
サッカーに携わる者というレヴェルではなく単なるサッカーファンであっても、この本は基礎教養として読んでおいてほしい。

面白いのは、これだけ的確にサッカーを論じることのできる人が、実はサッカーとはまったく異なる経歴を持つことだ。
五百蔵さんは、セガでゲームをつくっていた人なのだ。そしてスポーツ観戦のエッセンスは、ラグビー由来であるそうだ。
思えば僕が最も頼りにしているサッカーブロガーも、やはりサッカーの選手経験はなく、野球をやっていたという。
ほかのスポーツをベースにしている方が、かえって冷静にサッカーという競技を客観的な目で見られるのかもしれない。
日本サッカー協会がハリルホジッチという良薬を異物として排除して、病を膏肓に入らせて絶望に苛まれている現状に、
異なる領域からやってきた異分子が警鐘を鳴らしている。彼の建設的な批判に耳を傾けなければ、何も始まるまい。



2018.5.27 (Sun.)

しかし関西学院は事件をめぐる対応のどれもが完璧にかっこいい。期せずして最高のPRになっている格好だが、
それはもともとこの学校が、一朝一夕では磨き上げられない教育機関としてのきちんとした姿勢を持っているからこそ。
こういうピンチのときに本性は現れるわけで、関西学院の底力の凄みにはただただ感心するばかりである。

翻って日大は……もう、ニンともカンとも。加害選手が身の危険を感じている状況というのは、最高にマズいだろう。
片や何から何までかっこよく、片や何から何まで最悪。格の違いというものがここまで露わなことに僕もションボリ。



2018.5.23 (Wed.)

この土日にきちんと休めなかったこともあって、正直ちょっと精神的にも肉体的にもキツい状況である。
自分でも余裕のない対外的にイヤな精神状態なのがわかっているので、不機嫌なりにグッとこらえて早めに撤退。
そうして日記を書けるだけ書く。これで気分転換というわけにはなかなかいかないが、気は紛れるに違いないので。

体育祭が終わるまでがまず大変で、終わっても今度は部活の夏季大会がある。その後はテスト、そして移動教室と続く。
ストレスの原因ははっきりしているが、受け入れざるをえない要素もあるので、そこは冷静さを失わないようにする。
なんとか上手くセルフコントロールせねば。言い換えると、適度な力の抜き方の上手さ、その見せどころというわけだ。


2018.5.22 (Tue.)

日大フェニックスの反則暴行事件について、当該選手が謝罪会見をしたことだし、そろそろ書いておくか。
といっても僕の感じ方も世間の大多数とだいたい一緒。鉄砲玉よりも使用者責任だよね、といったところである。
もともとアメフトは好きだし、日大の通信教育部にはとってもお世話になったし、今回の件は本当に本当に残念至極だ。
ただ救いがあるとすれば、反則をおかした当該選手が誠意のある謝罪をし、それを好意的に受け止める声が目立つこと。
罪は罪であり事実は消えないが、加害者はそれを正直に認めて謝り、周囲は彼が再び立ち上がるチャンスを与える。
そんな当たり前のことが、きちんと当たり前に機能しようとしている。そのこと自体に心の底からほっとするのだ。
嘘をついてそれがバレなければなかったことになる、そういう性根の人間たちが確実に増えているこの日本で、
そういう性根の人間たちがこの国を動かしている絶望的な状況の中で、久々に信じられるものに触れた気分である。


2018.5.21 (Mon.)

体育祭の練習が始まったこともあって、今日は朝から夜の7時半までずっと仕事。部活にすら顔を出せなかった。
自分にとって不本意な形での仕事の割り当てや依頼が多かったので、かなり不機嫌で取り組む。それが長時間続く。
おかげで、本当に疲れ切った状態で家に帰るのであった。一日中ずっとイライラするのは耐え難い苦痛であります。


2018.5.20 (Sun.)

やりたくないけど休日出勤。昨日の写真をまとめる必要があったからだ。まとめた写真を使って生徒に説明をするのだが、
それが明日の1時間目だから休日出勤せざるをえないのである。前もってわかっていたことなので、覚悟は十分できている。
やりたくないけど覚悟はできている。そんなわけで、ただ粛々と作業をするのであった。やった分だけ報われたいわあ。



2018.5.14 (Mon.)

先週から夏休みの計画を立てているが、ここにきて方向性がある程度絞れつつある。東北地方を優先してみようか、と。
というのも、最近の旅行は西日本がわりと多めで、東北地方がだいぶ後回しになっている感触が自分でもあるのだ。
理由は簡単で、北日本は天候の不安定な日が多いから。冬は雪の影響も大きい。旅行に適した時期が限られるのだ。
しかし夏休みは貴重なチャンスなので、ここはひとつ、意識して集中的に東北地方を攻めてみようかと思ったのだ。
すでに先月の日記で「今年は島へ一人旅するぞ宣言」をしており、そっちの予定もしっかり入っている(→2018.4.20)。
なので夏休みだけではなく、その後も隙をみて継続的に東北地方にチャレンジしていこうというわけである。
そうなったら、あとはもう、できるだけ日頃の行いを良くしていくのみだ。まあいつも真面目に仕事してるけどさ。



2018.5.12 (Sat.)

溜まっている日記を書かなくちゃいけないけど、どうしてもやる気が出ない。スランプである。
それでも負債の清算に向けて少しでも近づくため、未加工の画像を整理して過ごす。できることをコツコツやる。


2018.5.11 (Fri.)

驚いてしまったのだが、自分の子どもがどれくらい勉強ができないのか具体的に把握できていない親がいる。
というよりむしろ、自分の子どもについて客観的に知る能力がない親だから、子どもの成績が「推して知るべし」なのだ。
それでいて根拠のない淡い期待を平然と口にするんだから、まいってしまう。いやもう、呆れ果てた週末である。


2018.5.10 (Thu.)

女性の先生ってのはどうして細かいことにこだわるのかねえ。男が大雑把ってのは否定しないけど、それにしても細かい。
僕なんかは「そんなことに手間をかけても得られる見返りは少ないからやりません」という考え方なので、よけいそう思う。
もう少し具体的に言葉にしてみると、女性の先生は1を1.2にするためならどんな手間でも惜しまないでやる感じなのだ。
(0.8を1にする努力ではなく、1を1.2にする努力。満足できるものを、さらに上げるようとする努力である。)
しかし僕は「その+0.2のために10や20のコストをかけるのは無意味」と割り切って、1で十分OKとする考え方である。
そんな細かい部分にこだわったって大して結果は変わんねえよ、よけいな混乱を引き起こしてかえってマイナスになるかも、
その時間と労力はおとなしく内部留保しておいて、全体のバランスを見て無理なく配分していこうぜ、と思うのだが。
僕にはどうしても、やっている側の自己満足にしか見えないんだよなあ。これについてはたぶん永遠にわかりあえない。


2018.5.9 (Wed.)

昼間の仕事があまりに多岐にわたっているので、現実逃避がてらぼんやりと夏休みの計画を立てはじめてみる。
夏休みのことなんて正直、ハンフリー=ボガート的に「そんな先のことはわからない」と言いたいレヴェルの話だ。
とはいえ、今のうちにある程度は固めてしまわないと、後でかえって困ったり損したりすることもありうるわけで。

カレンダーを見てみると、今年の夏休みはお盆がちょうど一週間のど真ん中を占領している。
これはこれで、かえって予定が立てづらいところもある。休みが“all or nothing”という感じになってしまうからだ。
そして次の段階として、Jリーグの試合日程と組み合わせて、旅行先を絞り込んでみる。ところが今年はなかなかどうも、
観戦したことのない都市がうまくハマらない。明らかに、夏休みよりも9月や11月の方にハマってくる感じなのだ。
そっちは具体的にイメージが湧いてくるものの、肝心の夏休みはどっち方面を目指すべきか、どうにも散漫である。
自分としてはどうしても「理由」が欲しい。日にちと旅先を選ぶ理由となる「必然性」である。Jリーグはいい基準だが、
それがうまくハマってくれないとなると、なかなか決断をしづらいのだ。さあ、困ったことになってきたぞ。
まあでも最優先で考えるべきは、日記の負債を清算することなのだ。ちびちびと書きつつ考えがまとまるのを待つとしよう。


2018.5.8 (Tue.)

雨の中、埼玉方面まで2ndユニフォームの注文に行く。頼りにしていた業者が東京から撤退してしまったからしょうがない。
わざわざここまで手間をかけなくてもなあ……と思う反面、前の注文データがあったおかげでスイスイいったのも確か。
客観的に考えれば、お値段的にも非常にいい結果となったのではないか。できあがりが楽しみである。

帰りの乗り換えついでに池袋でスタ丼でも食うかなと思っていたが、駅近くでぎょうざの満洲を発見してあえなく撃沈。
多摩地区の中央線沿線で大学生をやっていた自分には、西武線沿線でおなじみのぎょうざの満洲は近くてちょっと遠い、
そういう存在なのである。ホームからちょっと離れた位置にある、でもどこか身近、そういう絶妙なポジションなのだ。
というわけで、結局はダブル餃子定食をおいしくいただいた。でも手作り感が前より少し減ったのは気になるかな。
それにしても、満洲の「3割うまい!!」が何を基準に3割なのか、いまだにわからない。やっぱ王将の3割増しなの?
コストパフォーマンスは確実にいいけどね。でも満洲が近場にあったら間違いなく連日バカ食いしてしまうので、
やっぱり「近くてちょっと遠い」くらいの存在感がちょうどいいのだ。久しぶりに満洲の餃子が食えてよかったよ。



2018.5.6 (Sun.)

GWにまったくお出かけをしないのも、それはそれで不健全なのではないか、と思うのであります。
とはいえ混み合っている中へ突撃する気はないので、あくまでマイペースな日帰りの遠出を計画したわけです。
ちょうど平塚で湘南ベルマーレの試合があるので、気になる公園と神社を午前中に組み合わせましょう、と。
GWで興奮した観光客があんまり出現しないであろう、気ままなルートを気ままにたどるのであった。

朝8時、降り立ったのは本厚木駅だ。ちょうど7年前のGWに訪れて以来になる(→2011.5.4)。
ちなみに7年前の目的も、市役所と神社である。違いはサッカー観戦があるかないか、くらいなものだ。
まるで成長していない………。安西先生でなくてもそう言いたくなってしまう。

立ち食い蕎麦を啜ってバスに乗り込むと、向かったのは神奈川リハビリテーション病院。そのひとつ手前で降りる。
少々歩いて東側にある山の方へと入っていくと、そこは七沢森林公園。日本の都市公園100選なので行ってみたのだ。

  
L: 七沢森林公園。山の中へと向かう坂道を上がっていくとこの「森のかけはし」がお出迎え。こいつには後で苦労させられた。
C: かけはしを抜けて左手、入口の様子。  R: 野外ステージもある。ただ、周囲は完全に山の中。けっこうな高低差がある。

入場は無料。バスの時間を考えると、1時間程度でクリアしたいところである。テンポよく歩けば問題なかろう。
そう思って公園内に入ってすぐ目に飛び込んできたのが、「ヤマビル注意報発令中」という大きな文字である。
もうこれで完全にテンションがどん底までダウン。おまけに入口からすぐのところに忌避剤と塩が置いてあるし。
そんなにいっぱいヤマビルがおるんか、とガックリうなだれるのであった。しょうがないので長袖の上着を羽織ると、
酢でできた忌避剤をスプレーで脛に吹き付ける。しばらくずーっと、足から酸っぱい匂いが漂い続けるのであった。

さて、ボケッとしている暇はない。準備が完了するとさっそく森林公園の奥の方へ。まずは北側へと行ってみる。
歩いてみると「森林公園」というより実態はもはやしっかり「山」であり、高低差がかなりある。うーん、面倒くさい。
しかしその分だけ見晴らしの良い場所もある。神奈川の平野越しに新宿副都心が望めるのはなかなか贅沢であった。

  
L: 「ながめの丘」にて。  C: 遠くに新宿が見えるぜ。  R: 別の場所からは大規模にトンネル工事をしている様子も見えた。

トレイルランをやっている人もいて、そういう方面の人気もあるのかな、と思う。僕は好きで小走りなわけではないが。
道は尾根を行くようになっていて、木々に包まれているが雰囲気は明るい。緑の鮮やかな季節でとても心地よい。
そういえば去年のGWは檜原村で、やっぱりいい感じの新緑の中を散策したっけな、と思い出す(→2017.4.30)。
特に狙ってGWに新緑の中を歩くようにしているわけではないが、結果的にそれを存分に楽しめていると思う。

  
L: 「とうげの広場(順礼峠)」。まあこの辺りがだいたい北端ってことで。  C: ぐっと下ると森のアトリエ。
R: 尾根の道を行く。七沢森林公園の奥の方はだいたいこんな感じの道が続いている。急ぐと足首の捻挫がちと怖い。

距離的にはそれほどでもないのかもしれないが、高低差があるので移動するのに時間がそれなりにかかる。
本当は南側のバーベキュー場やアスレチック広場までまわりたかったのだが、「おおやま広場」までとする。
特にバーベキューは七沢森林公園の売りみたいなので気になるが、他人が肉焼いてるのを見たってしょうがない。

 「おおやま広場」。昼寝をしている人がたいへん気持ち良さそうだった。

急いで「森のかけはし」を渡って北側のエリアに戻るが、これがキツかった。というのも、戻されすぎるのである。
すぐ下に公園の入口があるにもかかわらず、さっきの野外ステージまで一本道となっているのだ。なんだこりゃ。
結局、慌てて入口までよけいに走ることになるのであった。強制トレイルランはぜんぜん楽しくないです。
ちなみにヤマビルはまったく現れず。忌避剤が良かったのだ、と思っておこう。足はまだ酸っぱいけど。

バスで本厚木駅に戻ろうと思っていたら、伊勢原駅まで直接行けるバスがあることがわかって予定変更。
なんだよ、バーベキューやアスレチックを見る余裕があったじゃねえか、と思うが、まあしょうがない。
しばらく待ってバスに乗り込み、伊勢原駅の手前で降りてバスを乗り換える。ここからは恒例の神社めぐりだ。
相模国の一宮は寒川神社で、これはすでに参拝を済ませている(→2014.8.11)。そして二宮の川勾神社、
総社の六所神社も3月に参拝している(→2018.3.11)。本日は、相模国三宮と四宮を一気に制覇するのだ。

まずは三宮である比々多(ひびた)神社から。しかしこの神社、バスのルートがいくつもあってなかなか複雑。
今回は面倒くさいが、道灌塚というバス停から20分ほど歩くことにした。住宅と農地が入り混じる中を西へ行くと、
平地が終わって山にぶつかる。比々多神社はその山の端っこ、高台のような位置に鎮座している。実に神社らしい。

  
L: 比々多神社。平地からカーヴして山へと上る途中にある。参道がしっかり曲がっているうえに斜めに入る珍しい構造。
C: 右手は駐車場兼お車祓所。この奥が社務所。  R: 境内の様子。真ん中にある木がそのままなのが、歴史を感じさせる。

比々多神社は昔から聖地だったようで、大山信仰(→2017.5.3)と結びついて確かな地位が確立されたようだ。
実際、参拝客が絶えずやってきていたのが印象的だ。昔の人にしてみれば大山の手前にあり畑を見下ろすいい場所だが、
現代人の感覚からすると行くのが少し面倒な位置にある神社である。人気があるんだなあと感心したのであった。

  
L: 境内左手には鐘楼。本来なら寺のもので、神社にはない。つまり神仏習合を意味する。大山との絡みかな、と思う。
C: 拝殿を正面より眺める。やや平面的な印象。千木も鰹木もなくって、やっぱり寺のお堂に近い建築様式である。
R: 奥の本殿の方を覗き込んでみた。どうやら覆屋となっており、本殿は中に入っている模様。違ったらすいません。

御守を頂戴すると、バスの時間が合わなかったので、結局さっきの道灌塚まで戻ることに。いい運動と思っておこう。
道灌塚でも余裕があったので少し下ってみたら、大山阿夫利神社の二の鳥居があった。もうあれから1年経ったのか。
まだそのときの日記を書けていないのが情けない。いいかげんちゃんとしないとなあ、と反省するのであった。

 大山阿夫利神社の二の鳥居。1年経つのに大山参りの日記を書けていない……。

伊勢原駅に戻ると昼飯をいただく。栄養を補給しながら考えた結果、いったん本厚木駅に戻ってからバスに乗ることに。
その方がどうも、相模国四宮を参拝するには都合が良さそうなのだ。レンタサイクルがあれば一気に解決できるのにねえ。

というわけで結局、スタート地点である本厚木駅に戻ってからバスに乗る。なんとも間抜けな気分がする。
バスは本厚木駅からまっすぐ南へ下っていくが、大量の客が乗り込んでくる。そんなにメジャーな路線なのかと思う。
その名も「前鳥神社前」というバス停で下車したが、降りたのは僕だけなのであった。降りるのがなかなか大変だった。
さて、この前鳥(さきとり)神社が相模国四宮である。バス停から東へ行くとちょうど側面、拝殿の前に出る感じになる。
せっかくなのでいったん南の表参道入口まで遠回りして参拝したが、これがなかなかの距離だった。規模の大きい神社だ。

  
L: いったん南端の参道入口まで行ってみたが、参道はしっかり距離がある。やはり規模の大きい神社なのだ。
C: 参道を進んでここからはっきり境内に入る感じ。  R: その右手には鐘楼。こちらも神仏習合の影響ありか。

前鳥神社は場所としては相模川の右岸、実は相模川を挟んで寒川神社のわりとすぐ南西にあって、意外と近いのだ。
ただ、寒川神社周辺が農地と住宅で穏やかな雰囲気なのに対し、こちらは平塚ということで道路が大きく交通量が多い。
といっても前鳥神社は工場の並ぶ平塚の中心部から少し離れており、住宅が緩衝地帯を形成している感じである。
前鳥神社の周りにはしっかりと木々が残っていて、開発が進む中でも大切にされてきたのがよくわかる立地なのだ。

  
L: 前鳥神社の境内の様子。平塚は工場が多くて交通量も多いが、この辺りは住宅に囲まれて非常に穏やかである。
C: 拝殿と授与所。  R: あらためて正面から眺めた前鳥神社の拝殿。こちらは神社らしい神社となっている。

前鳥神社の拝殿の東側には「神戸(ごうど)神社」「奨学神社」という2つの境内社があり、そちらも参拝する。
奨学神社には菅原道真が祀られており、主祭神の菟道稚郎子命は日本で初めて漢籍を学んだ人物ということで、
前鳥神社は勉強方面にご利益ありということでがんばっているようだ。ちなみに東日本で菟道稚郎子命を祀る神社は、
この前鳥神社だけだそうだ。菟道稚郎子命は兄・仁徳天皇に帝位を譲った人物で、宇治系の神社の祭神であるという。

  
L: 拝殿向かって右の神戸神社。天照大神とスサノオを祀る。  C: その右隣に奨学神社。  R: 中には無数のダルマが。

御守を頂戴すると、拝殿の脇からバス停方面に戻ろうと境内を出る。と、駐車場の奥に祭壇があるのに気がついた。
どうやらこちらも車の交通安全は駐車場でお祓いするようである。神奈川の文化なのかな、と思うのであった。

  
L: 前鳥神社の本殿。  C: バス停に近い側面入口。ちなみに社号標には「前取神社」とあった。  R: 駐車場の奥に祭壇。

参拝を終えるといよいよサッカー観戦なのだ。前鳥神社から西へと歩き、国道129号を越えると雰囲気は工業地帯。
車がやたら多いけど道幅は狭くて、少々怖い思いをしながら平塚市総合公園に到着。売店をチェックしつつ入場する。

本日のカードは湘南×仙台である。観戦を決めた時点では3バックを採用した仙台が非常に好調だったのだが、
ここにきて6戦勝利なしと失速中。仙台の強さをチェックするつもりだったはずが、なんともションボリな展開である。
というか、どうも今年のJリーグは例年以上の混戦ぶりが凄まじい。昨年降格危機だった広島の快進撃が不可解だし、
ペトロヴィッチ体制がハマった札幌も絶好調。そしてその一方で横浜FMは大荒れ模様であるし(→2018.4.15)、
名古屋に至っては開幕時の好調さ(→2018.3.11)はどこへやら、最下位を独走している有様である。なんなんだ!?
ちょっと前まで好調だったクラブが暗転し、ちょっと前まで名采配を見せた監督が解任を取り沙汰される。それが多い印象。

  
L: はっきりと3バックの仙台。確かにその分だけ中盤から前に人を多く割くことができており、安定した戦いぶりだった。
C: 仙台がよくボールを保持して攻める。湘南のプレスも確かに甘かったが、仙台は選手間の連携が非常にスムーズだった。
R: 開始3分に仙台が先制。右サイドからの折り返しをフリーになっていた野津田が決める。湘南の守備は何をやっていたのか。

試合が始まると、あっという間に仙台が先制。6戦勝利なしというわりには動きがいいなと思ったら、野津田が決めた。
その後の展開を見ていると、まあ仙台が良いというよりは湘南が悪すぎる印象。とにかく動きが重たいのである。
僕の後ろの席に陣取った連中が、仙台サポの男女とその知り合いの湘南サポ男性という3人組だったのだが、
いろいろしゃべってうるさいんだけど見る目は確かで、何より選手の悪口を絶対に言わないのがすばらしかった。
で、彼らが指摘していたのが、湘南の右サイド・高山の不調だ。かつての高山はスピードにモノを言わせてぶっちぎる、
それが最大の持ち味だったそうだ(僕が湘南に興味を持った2014年は、高山が柏に移籍していたのでよく知らない)。
でもこの試合の高山はサイドで敵陣の深い位置に入り込むことがまったくできず、その分だけ湘南の攻撃は停滞。
逆に仙台はテンポよくパスをつなぎ、J1らしい隙の少ないプレーをきちんとやってしっかり優位に立っていた。

 さらにPKで仙台が追加点を奪う。このPKで以後のジャッジが難しくなったなあ。

試合は合計で3本のPKが与えられるという不安定なもので、後ろの連中はジャッジのバランスについて語っていた。
カードを要求する幼稚な声をあげる者とは対照的に、判定の基準について冷静に論じる彼らはさすがなのであった。
さてそんな彼らも驚嘆していたのが、仙台のFW石原の技術だ。石原は湘南でプロのキャリアをスタートしており、
この日も拍手で迎えられていた。石原というと黄金時代の広島での活躍が印象的だが、その実力はやっぱり本物。
前線でボールを収めて確実にキープし、絶対に奪われることがない。湘南が後手にまわった最大の原因は彼だろう。
そしてこの日は上空をかなり強い風が吹いておりボールが安定しなかったが、それも足元にきれいに収めてしまう。
こんなプレー、素人にできるわけがねえ!と思わされるプレーを連発していた。いやー、いいものを見させてもらった。

  
L: 仙台の石原がとにかく上手かった。ボールは絶対に失わないし、強風に翻弄されるボールも足元にピタリと収めるし。
C: 後半アディショナルタイム、カウンターのロングボールに抜け出した西村がダメ押しの3点目を決める。勝負あり。
R: ゴール裏のサポーターと喜ぶ。6試合ぶりの勝利なので喜びも一入か。でもサポーターは中指立てちゃダメよ。

湘南は日程的に厳しいものがあったそうで、精彩を欠いたのはやむをえない面もある模様。でも曺監督は認めないわな。
「湘南スタイル」とは言うけど、僕がスタジアムで観戦した限りでは、J1相手にきちんとやりきった試合を見たことがない。
やはりそれだけJ1とJ2の間には大きな差があるということなのだ。でもちょっと気を抜けばどこも降格する可能性がある。
そしてJ2はJ2で確実にレヴェルが年々上がっている。これは日本のサッカーは底上げが進んでいるということなのか?
エレヴェーター湘南のだらしなさ、なんだかんだJ1に定着している仙台の狡猾さ、高山と石原のパフォーマンスの差、
さらには横浜FMや名古屋などオリジナル10の苦戦、そういったものを踏まえて総合的に考えてみるが……、うーん難しい。


2018.5.5 (Sat.)

今日は一日完全にオフである。いや、もともとGWはオフなのだが、予定を一切入れないということで完全オフ。
しかしそういう日に限ってどこかへ行きたくなる快晴なのね。もったいないけど遠出は明日するのでしょうがない。

午前中は御守の物理的な整理に勤しむ。撮影の終わった御守を、各種データを記入したビニール袋に入れて保存する。
以前は壁一面に貼っていたが、思いのほか紫外線に弱くて変色してしまう御守が多く(メーカーでかなり差があるのだ)、
現在は予備のあるものに限って壁に貼っている状況である。まあそもそも量が増えすぎて貼りきれなくなってきたし、
保存方法を変えるいいタイミングだったと思っておこう。しかし収集癖というのは困ったものだと心底実感している。

午後は昼メシを食いがてら有楽町へ買い物に出る。本屋と東急ハンズと無印良品という3つの目的があって、
それを定期券で満たそうとしたら有楽町という選択肢になるのである。異動してから有楽町頻度が増えている。
本屋はあまり惹かれるものがなくて何も買わずにスルー、東急ハンズでは御守の保存に関係する物の買い足し。
無印良品は10%割引週間なのでいろいろ買おうと思ったが、まさかのスルー。ボタンダウン以外のシャツが貧弱で困る。
あっさりと戻ってくると、そのまま夕食まで御守の整理を続ける。あらためて膨大な量があることに自分で呆れる。

夜はドラッグストアで買ってきたウェットティッシュを利用して掃除を開始。埃っぽさが見事に解消されていい感じ。
今までこんな便利な道具があることに気づかなかった自分はいったいなんなんだろうか、と愕然とするのであった。
ウェットティッシュで埃を拭き取りモノを移動させながら断捨離を進めていくというスタイルが確立されると、
何年間も手をつけていなかった部分が劇的に整理されていって実に快感である。これは平日も時間を決めてやりたい。

整理すべき箇所があまりにも多いので、表面的にはそんなに片付いていないものの、下ごしらえは十分できた感じだ。
あとはこれを継続的にやっていくのが肝要である。その習慣のきっかけづくりとしては悪くないGWだったと思う。


2018.5.4 (Fri.)

GWということで、ふだんなかなか乗り気にならない作業を一気にやってしまうのである。
午前中は昨夜から取り組んでいる、デジカメ画像データのバックアップ作業。2015年から飛躍的に量が増えて、
これがもう本当に厄介。しかしやっておかないと、いつか後悔する日が来るかもしれない。根気よく続ける。

午後は部活。コーチがテンポよく指導してくれるので助かる。今日もゲームに入ったが、やっぱり動けない。
ボレーは1個決めたけど。動けないのとグラウンドが狭いのと攻めたがる生徒が多いのとで自然とCBをやっているが、
いまだに自分の適性のあるポジションがどこなのかよくわからない。運動量があった頃ならSBとか向いていたのかも。
中学生のときのサッカーの授業ではパスカットの鬼だったので自然とアンカーになっていたけど、どんなもんだか。

夜はいよいよ部屋の片付け作業。夜にやるなよとツッコミが入りそうだが、昼間の明るいうちは集中できないのね。
『家政夫のミタゾノ』の時間ぐらいまで作業を続ける。このドラマは時間帯がいいからか今シーズンはぜんぶ見ているが、
脚本の丁寧さに本当に感心する。きちんと手間をかけてつくっているのがよくわかるから好感が持てるのである。
あとは主演の松岡メンバーがんばれと。うん、結局オチはそこだぜ。


2018.5.3 (Thu.)

天気が悪いという話だったので、午前中は集中して御守の撮影に勤しむ。明るすぎるとダメなのよね。
ボーッとしているうちにけっこうな量が溜まっており、カメラの電池が切れるまで黙々と撮影を続ける。
ところがだんだんと窓の外は明るくなってきて、気がつけば、これはもう明らかに晴れなんじゃないの?って塩梅。
天気予報では嵐になるかも、なんてトーンだったのに、良い方に大ハズレして正午を迎えるのであった。

で、午後は部活である。コーチの先生の希望により、クソ重いゴールを動かしてサイドを広くしての練習。
最後のゲームには僕も久々に参加したのだが、まあ体が動かないこと。徹底したリハビリが必要である。困った。

いざGW後半戦に突入すると、いちおう時間を有効活用できてはいるものの、それでも時の流れは容赦がない。
やりたいことややるべきことがあまりに山積みで、4連休だけでは消化できない量になってしまっているのだ。
取捨選択してテンポよく気分転換しながら、できるだけ効率よく動いていくしかない。試されるGWである。


2018.5.2 (Wed.)

今日も今日で忙しかったぜ! 英語の授業は3学年分それぞれにやり方が違うので様子を探りながらだし、
そろそろ移動教室の計画を練らなきゃならなくってその下見の計画を正式に動かして予定を立てるし、
極め付けは部活動保護者会なのだ。話し合っているうちに結局、2ndユニフォームを部で所有することに決定。
昨年と違ってありがたくご協力をいただいたうえでの長時間の検討だったのでむしろうれしいくらいだが、
それはそれとしてエネルギーをだいぶ消耗したのは事実である。働くって本当に大変ね。


2018.5.1 (Tue.)

トイレが詰まって大洪水! 用務主事の皆様には多大なるご迷惑をおかけしました。旅行のお土産、奮発します。
それにしても、トラウマというほどではないものの、なかなかショッキングな経験であった。思い出すと背筋が。
今後、用を足してちょっと流れが悪いときにあの瞬間がフラッシュバックするんだろうなあ。いやだなあ。


diary 2018.4.

diary 2018

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