diary 2019.5.

diary 2019.6.


2019.5.17 (Fri.)

体育祭の前日準備である。今年は去年よりも生徒に関わらせているので、テントは増えたがだいぶ楽。ありがたや。


2019.5.16 (Thu.)

体育祭に修学旅行なところに顧問会が飛び込んできてもう死にそう。


2019.5.15 (Wed.)

体育祭の予行なのであった。毎度おなじみ道具の出し入れの確認。やはり神経を使うので疲れた。


2019.5.14 (Tue.)

「先生髪切った?」などと愚かなことを訊いてくる生徒がいる。まるでセンスのない愚問であるなあと。
髪が短くなって現れたら、切っていて当たり前である。そうでなけりゃ病気だ。何わかりきったこと訊いてんだと。
そしてどんな答えを期待しているんだと。「切った」と答えれば満足か。それでお前は何を新たに知ろうというのか。
だから「先生髪切った?」と訊かれるたび、面倒くさい思いを抱えて「お前は気が利かねえなあ!」と返すことになる。
「切ったに決まってんだろ、でなけりゃ病気だ。『先生髪切ったんですね、かっこいいですね』まで言って100点だ」

聞くところによると、女性には「髪切った?」という質問が通用するらしいですね。女ってのはわからねえ。


2019.5.13 (Mon.)

メンタルが弱っていると疲れもひとしおである。体育祭の準備と授業の準備と「次」へのステップと、
切り替えなくちゃいけないことが多くてよけいにすり減っている気がする。歯を食いしばって耐えるしかない。


2019.5.12 (Sun.)

正式に願書を出すつもりだったのに、書類を確認したら特別選考の条件を満たしていないことが発覚。
結局、当初の目論見は崩れて二択を迫られることになってしまった。いやあ、これは本当に困った。

午前中はそのまま、気分転換も兼ねてレンタサイクルで御守頂戴の補完作業。
住宅地に苦しみながらもどうにか目的は達成できた。それにしても、うーん……すっきりしない。

モヤモヤしながら湘南新宿ラインに揺られて平塚まで。今月のサッカー観戦は湘南×大分なのだ。
実はこれ、かなり楽しみにしていたカードである。というのも、大分はJ2から昇格したばかりであるにもかかわらず、
なんと現在3位につけているから。片野坂監督は今、Jリーグで最も注目を集めている監督と言っていいだろう。
昨季のJ2で大分は変幻自在の攻撃サッカーを展開していたそうで、それをJ1向けにアレンジしながら上位をキープ。
いったいどんなサッカーが見られるのか、楽しみでたまらない。大いに興奮しながらキックオフを待つのであった。

  
L: 夜道を歩いていても絶対に安全そうな恰好の片野坂監督。守備のピンチ時には別のコーチが出てきて指示を出すのも独特。
C: GK高木(右端)が最終ラインのDFに混じってボールをつなぐ。低い位置で人数をかけてビルドアップして相手をおびき出す?
R: 湘南の攻撃に対し、大分は囲んできっちりパスコースを消す。このような守備での丁寧さがかなり目立っていた。

試合が始まると、大分OBでもある梅崎を中心にして湘南がガンガン攻め込む展開に。しかし大分はよく粘る。
人数をしっかりかけて、前を向かせない守備を徹底する。そしてパスもシュートもコースを切るのが非常に上手い。
そうして引っかかったところで大分がボールを持つと、あえて低い位置からつないで対抗し、サイドへ入り込む。
湘南はハイプレスでショートカウンターを狙いたいが、大分はGK高木を含めたディフェンスラインがよくいなし、
プレスをかけようと前に出た湘南の背後にできるスペースへとボールを出していく。湘南が押しているように見えるが、
実際のところは互角だろう。むしろ湘南の攻撃を防ぎきっている分だけ、大分のペースなのかもしれないと思う。

  
L: 大分は前線の選手も簡単にボールを入れさせない守備をする。人数をかけて、前を向かせない守備を徹底していた。
C: GK高木が落ち着いてボールを処理するのが印象的。ディフェンスラインの下、「フルバック」といった感じのプレーぶり。
R: ディフェンスがGKも含めてボールをつないでじっくり上がる。湘南がプレスで食いついた後ろのスペースを狙っている。

大分はショートパスを回して食らいつかせようとする攻撃で、ボールを持った「強者のカウンター」をやっている感じ。
いつでも電撃的に攻められるブラジルなどが相手にボールを持たせるのが「強者のカウンター」(→2014.7.52015.5.3)。
でも大分はボールを持ってそれをやっている印象。冷静に考えるとそれっていわゆる「ポゼッション」なのだが、
湘南はプレスの勢いがあるので、ボールの保持と能動/受動の関係性が逆転して「強者のカウンター」に見えるのだ。
大分はハイプレスに対して低い位置でGKを含めたビルドアップを志向するので、ボールを持ってもカウンターに見える。

しかし大分の本当の狙いは別のところにあった。湘南DFの裏にある広大なスペースにロングパスを出してのFW藤本、だ。
後半に入って大分が攻撃を修正したとする記事も後で見たが、僕には90分を通した大分の戦略だったように思える。
地道な地上戦(ショートパス)で湘南の守備を油断させてからの空爆(藤本へのロングパス)、これが大分の狙いだ。
その一閃の切れ味たるや、凄まじいものがあった。52分、ボールを受けた藤本は湘南DFを2人かわしてシュート。
藤本はJFLでプレーした経験を持ち、J3鹿児島時代を含めて「異なるカテゴリ(J3・J2・J1)で3年連続開幕戦ゴール」、
「4カテゴリ(JFL・J3・J2・J1)で開幕戦ゴール」というとんでもない偉業を今年達成して注目を浴びた選手である。
実は2年前、僕は鹿児島で藤本のプレーを観たのだが、いかにもFWらしいギラギラした姿が印象的だった(→2017.8.19)。
今日もその実力をはっきりと見ることができた。また、藤本のために隙をつくるFWオナイウの運動量も賞賛すべきだ。
能力の高い選手たちが自己の判断を積み重ねてプレーしているのではなく、チーム全体がプランを共有して戦っている。
もし湘南が引いたら引いたで、おそらく大分にはBプランがあったはずだ。そういう凄みを感じさせる戦いぶりなのだ。

 
L: 一瞬の切れ味で決勝点を決めた藤本(左から2人目)。大分の本当の狙いは、彼へのロングパスだったのだ。
R: 惜しいシュートを放つオナイウ。身体能力が高いうえに献身的に広範囲を走る。藤本との2トップは魅力たっぷり。

大分のプレーを見ていると、ひとつひとつのプレーに意図を感じる。サイドへ侵入するためのショートパスはその典型。
いちばん印象的だったのは、パントやロブによる時間の使い方だ。滞空時間の長いボールをうまく活用することで、
自分たちのポジションを修正する時間をつくっている。この戦い方を徹底していると感じさせるチームは初めて見た。
まあここまで書いてきた内容は「片野坂監督が最高レヴェルの戦術家だった場合」を想定してのベタ褒めではあるが、
大分の意思統一のとれた迷いのないプレーぶりを見ていると、けっこう当たっているんじゃないかって気がする。
湘南だって決して悪くないプレーをしているのだが、終わってみれば「大分の手のひらの中」って感触しかしない。
僕は勝手に、選手のレヴェルが少し落ちるJ2は戦術家たちがしのぎを削る「監督次第のリーグ」であるのに対し、
J1は選手の能力が高い分だけ監督の差が出にくい「選手次第のリーグ」、そう思っていた。しかしその印象は変わった。
用兵術でJ1に旋風を巻き起こしている片野坂監督率いる大分トリニータ、どこまで行くかじっくり見させてもらおう。


2019.5.11 (Sat.)

午前中の部活が終わると、いよいよ個人としてやるべき作業に集中する。「次」に向けての書類を書くのだ。
まず箇条書きの形で骨組みを用意して、それをブレインストーミング式に肉付けする。それから字数に合わせて削る。
油断しないように気をつけつつも、なんだかんだで慣れたもんだなあと自分で思いながら作業をしていく。
この原点をきちんと振り返る作業をやっておくこと、譲れない核の部分の言語化を経験することが大事なのである。
それは非常に疲れることなので踏み出すには決意が必要だが、いざ始めてしまえば自動的に集中できるのが面白い。
誰かに習ったわけではないが、この手順を任意の枠内で自在にやりきれる力は誇れるかもしれないな、と思う。


2019.5.10 (Fri.)

毎シーズン恒例のPTA歓送迎会なのであった。本当に忙しい状況だが、出なくちゃいけないので出席。
とはいえ生徒たちは3年生になって以来、やる気が高まっている非常にいい状態がずっと続いているので、
保護者のみなさまに向けて存分に褒めることができる点はありがたい。思ったよりも話が弾んでよかったよかった。


2019.5.9 (Thu.)

このクソ忙しい状況なのに、午後に研究会で出かけることに。僕はその仕事を一手に引き受けているので早めにお出かけ。
逆を言うと、今日の午後は合法的に忙しい状況から解放されざるをえないということでもある。思わずニヤけつつ出発。
予定どおりに会場の学校に着くと、ボケーッとみなさんの到着を待つ。その間、他校の先生方とご挨拶なんかしたり。
会が始まったら始まったでいつもの流れ。話を聞いて、移動して話を聞いて、また移動して話を聞いて、仕事は終了。
話の早い区は助かるなあと思いつつ街へと繰り出すのであった。全力でリラックスしてやったぜ。


2019.5.8 (Wed.)

体育祭の準備と修学旅行の準備が同時並行する状況はマジでヤバいですぜ。
ただでさえ授業のコマ数が増えて自由に作業のできる空き時間がないというのに、仕事が際限なく襲ってくる。
今までだったら簡単に優先順位をつけてこなしていけたのに、どれも優先順位が高くて差がつけられない。
そうなったら気分の問題だが、空き時間がなさすぎて気分が乗らない。集中力を自在に操るのって本当に疲れるのよ。
そんなわけで、何がなんだかよくわからないうちに時間と仕事が進んでいく感じ。コントロールできている感覚がない。


2019.5.7 (Tue.)

GW明けでボケている間もなく体育祭練習がスタート。有無を言わさず切り替えさせられる感じだ。
3年生はムカデ競走が恒例となっているので練習の様子を見ていたのだが、前任校と比べるとたいへんイマイチ。
まああっちは全校を巻き込んでいるせいで異様に殺気立っているムカデで、それだけ速くて当たり前だったが、
それにしてもこちらは要領の悪さがとっても気になる。生徒たちにリズム感がまるでないのである。
実際に走るよりもまず、お互いにリズムを揃える練習が必要なんじゃないかって段階。競技として成立するんかな?


2019.5.6 (Mon.)

小田原にて説明会。GW中に県職員の皆様はお疲れ様です、と思いつつ説明を聞いて、気持ちを新たにする。


2019.5.5 (Sun.)

練習試合。部員たちはよくやっているけど、コーチなしでどこまで戦えるものなのかという疑問も正直ある。
コーチを頼るのはいいけど、それで試合中に選手が自分の判断に自信が持てなくなるのはよろしくない。
外から見ているわれわれよりもピッチ内の判断の方が適切なことはいくらでもある。そのバランスがどうにも不安。


2019.5.4 (Sat.)

東京に戻ってくる。部活に旅行に打ち合わせにと、中身の濃いGWである。最終日には説明会もあるし。
まあ充実しているってことだと思っておこう。自分でもいろんな方向によく動きまわっていると思う。


2019.5.3 (Fri.)

本日はバヒさんと作戦会議なのだ。今年の夏休みになんとかして2回目の富士登山をやろうというわけ。
前回(→2013.8.62013.8.7)は静岡側の富士宮口だったので、今度は山梨側の吉田口で行こうじゃないかと。
なるべく空いてそうな日ということで、8月下旬の平日に決行することにした。御守をもらいまくるもんね!

夜はバヒさんオススメの店で飲む。酒をいろいろ取り揃えているというジンギスカン屋に行ってみた。
僕も以前と比べればそれなりに酒というものに慣れているので、ご相伴にあずかってちびちびといただく。
ふだん独りでは絶対に行かない店で酒をいただくというのは、何よりもまず勉強になって楽しいのである。
バヒさん毎回ありがとうね。


2019.5.2 (Thu.)

旅行3日目、ようやく晴れた。今日はできる限り愛知の市役所をつぶすのだ。もう純粋に市役所目的で動く。
まず最初に訪れたのは、稲沢市。名古屋のベッドタウンであり、申し訳ないがあまり存在感を感じない市だが、
市役所はモダニズム建築としてわりと知られている。国府宮駅から2.5kmほど西にあり、バスで市役所へ。

稲沢市役所は1970年の竣工で、設計は設計事務所ゲンプラン(満野久)。どちらかというと役所よりはホールの印象で、
有名どころでは前川國男の東京文化会館(→2010.9.4)や丹下健三の今治市民会館(→2015.5.6)、
また同じ愛知なら日建設計の春日井市民会館(→2018.8.13)、ああいった系統につながる感触である。
しかし明らかにスケールは1960年代のそれより一回り大きく、 1970年代の価値観として興味深い建築だ。

  
L: 北西から見た稲沢市役所。県道65号に面しており、辺りはしっかり郊外社会となっている。
C: 県道を挟んで眺める。規模が大きい建物である。  R: 北東から見たところ。

  
L: 敷地の東側は広大な駐車場。愛知県は車社会だなあ。立地が立地だからなあ。側面も実にモダニズムである。
C: まわり込んで南東から見たところ。  R: 南側から見た背面。右手前のオープンスペースにはソーラーパネル。

  
L: 背面側にくっついている第1分庁舎。  C: 南西から見た第1分庁舎。  R: 南西から見た本体。

  
L: 近づいてみる。たいへん豪快なピロティ。  C: 西から見た側面。天井の格子は建物の内部にも続いているようだ。
R: 手前にある池を縄張りにしているのか、カルガモが通り抜けるのであった。のどかでいいですなあ。

  
L: 台形の円柱の中を覗き込むと、食堂になっていた。  R: 北西から側面を見たところ。  R: 北西端。

  
L: エントランス。  C: 北東側。正面側の方が地味である。  R: 北東端。

本日は国民の休日ということで中に入れなかったが、中もファサードに負けず劣らずしっかりモダニズムだそうで、
機会があれば見たいところだ。しかし個人的には本体と同じくらい面白かったのが、駐車場を挟んだ東側の建物である。
労働組合が入っているようだが、マッシヴな本体とは対照的にスマートなつくり。でもモダニズムの遊び心が満載だ。
本体は1970年竣工だが、感じとしてはそれより少し前の、高度経済成長真っ只中の感触がする。僕はこっちの方が好き。

  
L: 北西から見た稲沢市職員労働組合事務所。これが正式名称かは知らないが、市役所本体以上に注目したい建物なのであった。
C: 南西から見たところ。  R: 近づいてみる。「稲沢市職員労働組合」の看板が掛かっている。うーん、秘密基地感。

  
L: 真横から見るとこうなっている。昭和の夢ですなあ。  C: 東側から見たところ。  R: モダニズムが炸裂している。

  
L: 駐車場部分にお邪魔してみた。  C,R: 北側には第3分庁舎が接続するが、あくまで職員労働組合事務所とは別の扱いみたい。

市役所本体もいいが、それ以上に職員労働組合事務所・第3分庁舎がたいへん面白かった。ああいう建築には憧れる。
余韻に浸りながらバスに揺られて国府宮駅に戻ると、今度は東側に出る。そちらには長い長い土の参道が延びており、
まっすぐ北上すること250mちょっとで立派な楼門がお出迎えである。国府宮こと尾張大國霊神社に参拝するのだ。

  
L: 尾張大國霊神社の参道入口。今でもこれだけ長い参道がしっかりと残っているのが偉い。  C,R: 参道を行く。

  
L: 尾張大國霊神社の楼門。室町時代初期の築だそうで、国指定重要文化財となっている。中の提灯には「国府宮」の文字。
C: 愛知県の神社らしく、しっかり蕃塀があってから拝殿。  R: 拝殿も国指定重要文化財だが、こちらは江戸時代初期の築。

  
L: 拝殿の後ろ、祭文殿があって本殿と並んでいるのがわかる。これまた独特の尾張造である。それにしても複雑な構造だ。
C: 紅白のなおいぎれ。漢字では「儺追布」と書く。厄除けの御守で、1年間持っていたものをこのように返却するスタイル。
R: 境内の西にある大鳥居。尾張国総社だけあって、一宮の真清田神社に負けないさすがの風格を感じさせる神社だった。

総社の参拝を終えると今度は一宮、というわけではないが、一宮市へ。おととい参拝しているので真清田神社はスルーし、
一宮市役所を目指す。裏で旧庁舎を解体しているところは撮ったが天気が悪かったので(→2014.8.8)、リヴェンジだ。

 
L: やはり撮らずにはいられない一宮駅。  R: 正面から見たところ。いいランドマークになっている。

すぐに一宮市役所に到着。石本建築事務所名古屋支所の設計で、2014年に竣工。きれいではあるのだが、
東京の港区辺りにあるオフィスビルと何ら変わらない建物である。一宮駅と比べても面白みがないなあ。

  
L: ぎんざ通りのロータリーから眺める一宮市役所。  C: 商店街に突如現れる一宮市役所。  R: 南東から見たところ。

  
L: 近づいてみる。  C: 北東から見たところ。  R: 北から見たところ。港区辺りのビルと変わらん。

  
L: 北西から見上げる。  C: 西側には駐車場。  R: 距離をとって眺める。うーん、おしまい。

 中もふつうにオフィスビルって感じである。

一宮の市街地という立地は変わらないままで14階建てになっているので、とにかく撮りづらかった。
帰りに旧名古屋銀行一宮支店でかつて一宮市役所の西分庁舎として使われていたオリナス一宮に寄ってみるが、
相変わらず建物としてはっきりせず、モヤモヤ感が残るばかり。一宮は建物の見せ方にあまり興味がない街なのか。

 オリナス一宮。鈴木禎次の設計で1924(大正13)年に竣工。

一宮からは東の江南駅に向かうが、名古屋まで戻るのは面倒なのでバスを利用する。名鉄もいろいろ面倒くさいなあ。
江南駅からしばらく南へ歩くと江南市役所に到着。昭和の大合併で生まれた市で、「江南」とは無個性な名前だと思う。
「江」とは木曽川を揚子江に見立ててのことで、まあ確かにデカいけど、それを言ったら尾張の平野はみんな江南だ。
大雑把な名前で歴史ある地名が掻き消されてしまっただけ、に思えてならない。まあ地元がよけりゃそれでいいけど。

  
L: 西側の歩道橋から見た江南市役所。  C: こちらが西玄関。耐震補強ががっちりなされている。  R: 少し南西から。

  
L: 南西から道路を挟んで眺める。  C: 正面から見たところ。  R: 敷地内に入って東側を中心に眺める。

  
L: 道路を挟んで南東から全体を見ようとしたところ。幅が広い!  C: 敷地内から見たらこうなる。  R: 建物の手前に池。

 
L: 南玄関。  R: 中を覗き込んでみるが、特にホールということはなくただの通路という感じ。

南玄関近くの定礎を見るに、江南市役所は1975年の竣工。しかし西側だけ耐震工事をしっかりやっており、
また低層棟がくっついていることもあって、どのように増築されていったのかがつかみづらい。ネットで検索をかけたら、
各務原市が耐震補強を視察した際のデータが出てきて、それによると西庁舎が1962年、東庁舎が1975年とのこと。
なんで他市のデータでそれがわかるんだ、という疑問はさておき、西側だけ補強はやはり東西に分かれていたからなのだ。
敷地の東端には江南市防災センターが2014年に竣工している。これはつまり、建て替えは当面ないということか。

  
L: 敷地東端の江南市防災センター。  C: 敷地内から見たところ。  R: 背面にまわって北東側から見たところ。

  
L: 江南市役所全体の背面はこんな感じ。  C: こうして見ると東西がはっきり分かれている。西側中心に見たところ。
R: 北西から見たところ。V字型の屋根が明らかに議場。1962年の竣工当時は、だいぶコンパクトだったはずだ。

さて、江南市役所の南には藤之宮神社が鎮座しており、気になったので参拝。無人なので御守は頂戴できなかったが、
それにしてはずいぶん立派だった。合併もあって土地の歴史が追いかけづらいの状況は、なんともムズムズする。

  
L: 藤之宮神社。  C: 蕃塀と拝殿。立派である。  R: 尾張造とすると、本殿の前なので祭文殿になるのか。

 本殿。市役所はこの先、北側となる。

江南駅からは素直に名鉄犬山線を南下して岩倉駅へ。お次は岩倉市役所である。愛知県は市がいっぱいだなあ。
ちなみに岩倉市は愛知県で最も面積の小さい市であり、全国でも10番目の小ささとのこと。名古屋のベッドタウンだが、
それにしても合併なしでやってきたのはすごいものだ。岩倉市役所は2002年竣工で、設計は久米設計名古屋支店。
ベッドタウンらしく周囲は住宅やマンションがぎっちりで、敷地にまったく余裕がなくって撮りづらい。

  
L: 岩倉市役所。まずは東側の駐車場越しに眺める。  C: 近づいて南東から撮影。  R: エントランス。横から入るのか。

  
L: 道路が狭くて南側から撮影できない。これが限界。  C: 南西から見たところ。  R: 西側の側面。

  
L: 北西から撮影。脇のマンションが映り込む狭さ。  C: 北側。ふつう南に駐車場で採光するが、旧庁舎がこっちだったのか。
R: 北東から。岩倉市役所住宅地の真ん中に建つが、北と東に駐車場を持っているからこの立地でも問題ないということか。

  
L: あらためてエントランスを撮影。  C: 中を覗き込んでみる。うーん、閉庁日。  R: ホール部分も心なしかコンパクト。

次は北名古屋市である。しかし困ったことに北名古屋市は分庁方式を徹底しており、東西庁舎にあまり差がない。
いちおうメインは旧西春町役場である西庁舎ということになっているようなので、まずはそちらに行ってみる。
西春駅からしばらく西へ行くと北名古屋市役所西庁舎。西を中心に方角ばっかりで、もうワケがわからない。
また、駅に近い南側からアプローチしたのだが、南北どちらが正面なのかも大変わかりづらい。いろいろややこしい。
とりあえず1974年の竣工だそうで、東側には2016年竣工の増築庁舎。意地でも統一した新庁舎をつくらないのか。

  
L: 北名古屋市役所西庁舎(旧西春町役場)。まずは南東から見たところ。  C: だいたい南側から見たところ。
R: 東側にくっついている増築庁舎。これをつくったということは、現状の分庁方式を継続する意志の強さがうかがえる。

  
L: 南西から全体を見たところ。  C: 北側にまわり込む。こちらが正面なのか? 南側とほぼ同じデザイン。  R: 北東から。

  
L: 北西から全体を見たところ。  C: 少なくとも増築庁舎は北側が正面のようだ。  R: 南東から見た増築庁舎。

現地に行ってみるととにかく「西庁舎」であることが強調されており、そうなると東庁舎がどうなっているか気になる。
ゴールデンウィークはかなり日が長くなってきている時期なので、せっかくだからと東庁舎にも行ってみることにした。
面倒くさいが1駅北に戻って徳重・名古屋芸大駅からひたすら東へと歩く。こっちも西側と同様に住宅地ではあるが、
農地がそのまま宅地化していった感触が強い。つまり、どこかなんとなく田舎の匂いがして、それはそれで落ち着く。
そんな中、周囲の住宅と比べてでっかくそびえているのが、旧師勝(しかつ)町役場の北名古屋市役所東庁舎である。
定礎によると1977年竣工。偶然か、こちらの東庁舎もさっきの西庁舎と同様に、南北似たようなデザインとなっている。

  
L: 北名古屋市役所東庁舎(旧師勝町役場)。  C: 敷地内に入って眺める。  R: 北西寄りで見たところ。

  
L: 北西、少し近づく。  C: 農地越しに眺める西側の側面。  R: 敷地に戻って南西から見たところ。

  
L: 南側、背面。こちらもしっかり窓をとっている。  C: 南東から。  R: 東側の側面。こっちも西と似た感じ。

旧師勝町はこの辺りを中心部と位置付けていたようで、役所の周りに公共施設を固めている感じである。
この核をつくろうという師勝の力強い意志は、西春との合併の際にも発揮されたのだろうと容易に想像できる。
外から見ると「北名古屋」とは脱力するほどにコバンザメ感の強い市名だが、西春と師勝の対等な合併だけに、
大都会・名古屋への憧れがすべてを上回って、そこが落とし所になってしまったのか。尾張の感覚も少し独特だ。

  
L: 東庁舎の東にある東庁舎分館。  C: 東庁舎の南西に東図書館・歴史民俗資料館。  R: 南東には総合体育館。

来た道をトボトボ戻って駅まで行くと、本日最後の市役所へ向かう。名古屋を抜けてそのままさらに南へ行き、
やってきたのは豊明市役所。これがまた面倒くさい位置にあり、前後(ぜんご)駅からも豊明駅からも均等に遠い。
幸いなことに前後駅からバスがあり、それで一気に到達。時刻は16時だが、なんとかいい感じに写真は撮れそうだ。

  
L: 豊明市役所。道を挟んだ駐車場のさらに奥からようやく全体を見渡せる感じ。左から新館・本館・分庁舎となる。
C: 西側の本館と、その奥の分庁舎を見たところ。  R: 角度を変えて北西から見たところ。2つ顔がある感じね。

豊明市役所は増築によってかなり幅が広い集合体となっている。これだけでも十分ややこしいのに、
定礎には「定礎」とだけしか彫られていなかった。とりあえず、西側の本館が1972年の竣工であり、
格子状のファサードはかなり大掛かりな耐震補強の結果のようだ。なお、設計者は浦野設計(浦野三男)。

  
L: 西から見た側面。左が本館、右が分庁舎。  C: 本館メインで見てみる。まずは新館との接合部分。右が本館。
R: 敷地内で本館を正面から見たところ。竣工当時がどんな姿をしていたのかは、ちょっとわからない感じだなあ。

  
L: 本館に近づいてみたところ。  C: 南西にくっついている分庁舎。  R: こちらは西から見た分庁舎の側面。

  
L: 裏にまわり込む。  C: 分庁舎と本館の背面。南から見たところ。  R: 南東は公園。木々の裏には新館がある。

東側の新館は2004年の竣工で、こちらの設計者は中建設計。本館の耐震工事完了は2015年度とのことなので、
増築はそれより前ということになる。新館のファサードに本館と統一性がまったくないのは、それもあるのかな。

  
L: 南東から見た新館。  C: 東の方にまわり込む。  R: あらためて向かいの駐車場から全体を眺める。一周完了。

以上でタイムアップ。一日で6市役所7庁舎というのは、なかなか記録的な事態である。市の集まる愛知県ならではか。
名古屋に戻るとバスで飯田へ。明日はバヒさんと打ち合わせなのだ。いったん実家で羽を休めるのであった。


2019.5.1 (Wed.)

今日は令和最初の日である。そして私は旅行である。名古屋駅でまたも雨に降られて絶望感に苛まれている。
いや、もう、どうしたものか。昨日は飛騨一宮水無神社まで行ってしまったが、それなら今日はもう、伊勢神宮だ!
雨だけど青空フリーパスでお得に神宮参拝してやる! 御守と御札を頂戴して高校へのコンバートを全力で祈願してやる!

というわけで、名古屋駅からやっぱり3時間かけて伊勢市駅へ。きちんと外宮から参拝するぜと行ってみたら、大行列。
今まで見たことのない大行列に唖然とするが、これは御朱印を頂戴しようという参拝客の列なのであった。
令和最初の日付を伊勢神宮の御朱印で!ということのようで。申し訳ないけど僕にはまったく価値を見出せない。
ただただ、そういう欲望を持つ人々がこれだけいるのか、と圧倒されるばかりである。まあがんばってください。

  
L,C: 外宮の大行列。そんなに令和最初の日付が欲しいのか。理解できねえ。  R: 当方はふつうに参拝。

お参りして御守とお札を頂戴すると、バスで内宮へと向かう。が、途中の猿田彦神社前で下車して参拝。
前回は写真1枚だったので(→2012.3.31)あらためて撮影しようとする。しかし人が多くてうまくいかないのであった。

  
L: 猿田彦神社。参拝客でごった返している。みんなそんなに令和最初の日付で御朱印が欲しいのか。  C: 拝殿。  R: 本殿。

 境内社の佐瑠女神社。こちらも行列である。

ではいよいよ内宮だ。……が。まあわかっちゃいたけどね。わかっちゃいたけど、とんでもねえ人出である。
外宮よりさらに凄まじいことになっていた。今日の日付で外宮と内宮両方の御朱印を頂戴するのは難しかったみたいね。

  
L: 内宮前。もともと参拝客の多い箇所だが、それにしてもとんでもない行列だ。右がふつうの参拝、左が御朱印の列。
C: それでも五十鈴川は静かに流れるのであった。  R: 境内にて。いやあ、御朱印の行列は果てが見えませんな。

 内宮の参拝客。こんなん笑うしかねえぜ。

そのまま往復してもつまらないので、今回はちょっと遠回りして戻る。本殿隣の古殿地をまわって行くと、
本殿の屋根が見えた。古式ゆかしい神明造。式年遷宮が始まった1300年前からずっとこんな光景なのだろう。

  
L: 古殿地にて。式年遷宮のたびに本殿が往復するわけである。  C: 雨のせいもあって厳かな雰囲気である。
R: まわり込むと古殿地越しに本殿の屋根が見えた。日本における聖性の頂点はこの光景なのかなと思う。

内宮でも御守とお札を頂戴し、いちおうこれで伊勢神宮祈願は完了である。さらばだ、御朱印の皆さん。
まだまだ時間的に余裕があるので、天気は悪いけど二見浦・二見興玉神社に足を延ばして御守チェックなのだ。

  
L: 二見興玉神社の入口。  C: 参道を行くぜ。  R: 社殿が見えてきた。こちらも大賑わいなのであった。

  
L: 拝殿をクローズアップ。  C: 近づいて本殿を見上げる。  R: 夫婦岩。今回も雨。晴れたのは中学2年のときだけかあ。

 授与所にて。夫婦守も御朱印帳も青海波の夫婦岩デザイン。

せっかくなので志摩国一宮の伊雑宮にも参拝することに。となると、鳥羽駅でメシを食っておくのだ。
近鉄側の鳥羽駅ではおいしい「あおさうどん」が手軽に食べられるのだ。風味が非常によくってオススメである。

 あおさうどん。鳥羽に来るとこれを食べるのが楽しみになっている。

上之郷で下車して伊雑宮へ。前回はちょうど遷宮のタイミングだったが(→2014.11.9)、いい感じに古びてきていた。
伊勢神宮と比べればもちろん小規模だが、やはり端正な聖地の雰囲気が共通していて心地よい。好きな空間である。

  
L: 伊雑宮の入口。毎度おなじみですな。  C: 社殿と社叢。  R: 授与所脇の木がなかなかすごいことになっていた。

2日連続の雨でプランが狂いっぱなしだが、明日は天気がよさそうなので全力で市役所めぐりをする予定。やったるでー


diary 2019.4.

diary 2019

index